言葉数や音数が多ければいいってものではない。
- 2017/09/30
- 23:59
来月号のジゼル届きました。先月号がかわいかったから、今月も欲しくなってしまって。

こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
SNSをはじめて、沢山の方々と知り合うことができました。
実際に会いに来てくれる人は物を買いに来てるんじゃないことくらい理解しているつもりだし、ならばそれによりいっそう応えられるような自分でなければいけないと襟を正す思いです。
先日、Renさんという、元カーレーサーという経歴を持つアーティーストの、一人多重演奏をTVで聴きました。
自分で演奏したギターのフレーズを録音して、それを再生しながら、またそこにギターをのせ(それも録音)、それを再生しながらまたギターをのせ。。。というのを何回か繰り返すのです。そうすると、幾重にも音が重なる。
「ループ・ステーション」という、演奏した音をその場で録音し、繰り返し再生できる機械を使うのだそうです。
私はギターのことがよくわからないので、これがどれだけ難しいのかはわかりません。
これを聴いていて、佐久間正英さんを思い出しました。
ライブのときに佐久間さんがやってたなって。
佐久間正英さんは、JUDY AND MARYやエレファントカシマシなど、数々の有名アーティストをプロデュースした方です。昔、早川義夫さんのライブに一緒に出演されていました。お恥ずかしいことに、実は初めの頃、そんなにすごいプロデューサーさんであることは知りませんでした。
私が最後に佐久間さんの演奏を聴いたのは、渋谷のLastWaltzでした。
やはり早川さんのライブです。
周りを見る余裕などありませんでしたが、誰もが泣いていたんじゃないかと思うんです。
もう佐久間さんのご病気のことは知っていたから。
そんなね、ちっとも偉ぶらない佐久間さんのことを思い出しながら、Renさんの演奏を聴いていて思ったんです。
音楽って、一つの音だけでも音楽といえますよね。
声だって音楽だし、リコーダーも音楽だし、ピアノ1音でもそう。
私は高校時代に吹奏楽部でコントラバスをやっていて、全く目立たない低音楽器なんだけど、それだって充分に役割をになっているんです。それがあることによって、音の深みが違うから。
私は音楽に詳しくなんてないけれども、鼻歌だって、オーケストラだって、どちらも音楽にかわりはないわけで、なにが正解かなんてない。
でも、ときにはパーカッションが入って。ベースが入って。ギターが入って。ピアノが入って。サックスが入って。ヴァイオリンが入って。声が入って。。。って、音を重ねたり、ときにはひいたりして、「音を楽しむ」ことは、生きるということに似ているのかもしれないと思いました。
人と、1対1で深く付き合ったり、コミュニティーで沢山の人と交わったり。
生きていれば沢山の方と会う機会がある。
回数もある程度は必要かもしれないけれど、でもそれだけではなくて、リズムが合う人がいる。それは、顔を合わす回数には関係ない。1度しか会っていなくとも、この人のリズムが好きだという、リラックスできる歩調がある。
人といれば、無理に早歩きしたり遅くしたりすることだってあるけれども、それも、そういうひととなら嫌ではない。むしろ、自分の速度ではわからない、新しい世界を見せてもらえる。
そういった、いい意味での違和感も、人によって感じ方は違う。
リズム。音。
最後に、早川さんの言葉で、今日のブログを締めくくりますね。
おやすみなさいませ。
井上ひさしのモットー
「むずしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく。自分にしか書けないことを誰にでもわかる文章で書く」
は音楽にも通じる。
難解で複雑なのが前衛的なのではない。
言葉数や音数が多ければいいってものでもない。
いかに、シンプルで、それでいて新鮮で、深いところまで表すことができるかどうかである。
音に意味がある。
間(ま)にも意味がある。
奇をてらってはいけない。
うまさ(下手さ)を伝えてはいけない。
伝えるべきことは心だけである。
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実際に会いに来てくれる人は物を買いに来てるんじゃないことくらい理解しているつもりだし、ならばそれによりいっそう応えられるような自分でなければいけないと襟を正す思いです。
先日、Renさんという、元カーレーサーという経歴を持つアーティーストの、一人多重演奏をTVで聴きました。
自分で演奏したギターのフレーズを録音して、それを再生しながら、またそこにギターをのせ(それも録音)、それを再生しながらまたギターをのせ。。。というのを何回か繰り返すのです。そうすると、幾重にも音が重なる。
「ループ・ステーション」という、演奏した音をその場で録音し、繰り返し再生できる機械を使うのだそうです。
私はギターのことがよくわからないので、これがどれだけ難しいのかはわかりません。
これを聴いていて、佐久間正英さんを思い出しました。
ライブのときに佐久間さんがやってたなって。
佐久間正英さんは、JUDY AND MARYやエレファントカシマシなど、数々の有名アーティストをプロデュースした方です。昔、早川義夫さんのライブに一緒に出演されていました。お恥ずかしいことに、実は初めの頃、そんなにすごいプロデューサーさんであることは知りませんでした。
私が最後に佐久間さんの演奏を聴いたのは、渋谷のLastWaltzでした。
やはり早川さんのライブです。
周りを見る余裕などありませんでしたが、誰もが泣いていたんじゃないかと思うんです。
もう佐久間さんのご病気のことは知っていたから。
そんなね、ちっとも偉ぶらない佐久間さんのことを思い出しながら、Renさんの演奏を聴いていて思ったんです。
音楽って、一つの音だけでも音楽といえますよね。
声だって音楽だし、リコーダーも音楽だし、ピアノ1音でもそう。
私は高校時代に吹奏楽部でコントラバスをやっていて、全く目立たない低音楽器なんだけど、それだって充分に役割をになっているんです。それがあることによって、音の深みが違うから。
私は音楽に詳しくなんてないけれども、鼻歌だって、オーケストラだって、どちらも音楽にかわりはないわけで、なにが正解かなんてない。
でも、ときにはパーカッションが入って。ベースが入って。ギターが入って。ピアノが入って。サックスが入って。ヴァイオリンが入って。声が入って。。。って、音を重ねたり、ときにはひいたりして、「音を楽しむ」ことは、生きるということに似ているのかもしれないと思いました。
人と、1対1で深く付き合ったり、コミュニティーで沢山の人と交わったり。
生きていれば沢山の方と会う機会がある。
回数もある程度は必要かもしれないけれど、でもそれだけではなくて、リズムが合う人がいる。それは、顔を合わす回数には関係ない。1度しか会っていなくとも、この人のリズムが好きだという、リラックスできる歩調がある。
人といれば、無理に早歩きしたり遅くしたりすることだってあるけれども、それも、そういうひととなら嫌ではない。むしろ、自分の速度ではわからない、新しい世界を見せてもらえる。
そういった、いい意味での違和感も、人によって感じ方は違う。
リズム。音。
最後に、早川さんの言葉で、今日のブログを締めくくりますね。
おやすみなさいませ。
井上ひさしのモットー
「むずしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく。自分にしか書けないことを誰にでもわかる文章で書く」
は音楽にも通じる。
難解で複雑なのが前衛的なのではない。
言葉数や音数が多ければいいってものでもない。
いかに、シンプルで、それでいて新鮮で、深いところまで表すことができるかどうかである。
音に意味がある。
間(ま)にも意味がある。
奇をてらってはいけない。
うまさ(下手さ)を伝えてはいけない。
伝えるべきことは心だけである。
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