失くしたことにすら気づかない大事だと思っていたもの
- 2017/09/20
- 22:31
酒器が主役になれる季節。
落ち葉の赤と、熱燗の湯気。

こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
「これを失ったらどうにもならない」
って、思い込んでいることって、きっとたくさんあるんだろうなって思います。
物質的なことも、精神的な支えも、中にはすでに違和感を覚えていたのに、それを失うと環境が変わってしまうから、変えたくなくて、しがみついていたものさえあって、そういったものを手放してみました。
そういうことというのは、意外と些細なことで。でも、本人にとっては大きなもの。
わりと平気でした。なんなら、無理していた自分に気付いたくらいでした。
たとえば、本当に小さな話なんだけど、お気に入りだったピアス。
失くすのが怖くて動き回るような日は着けないでいたのに、あるときバスに乗り遅れそうになって走ってしまい、その後耳を触ったらピアスがなかった。
気付いたときは、軽くですがショックでした。でも、よく考えたらそんなにもともと使っていなかったし、片方になっちゃったけど、別のと組み合わせて、普通に使っています。むしろ、元々シンメトリーよりもアシンメトリーの方が好きなんだったと気付きました。
たとえば、親友の転勤が決まったとき、すごく寂しかった。
でも実際、今の時代はいつでもつながっていられるから、いつでもLINEすればいい。会えなくても元気でいてくれてるその存在にただ感謝できる。
FBの、日本酒のイベント参加の通知をみるたびに、ああ彼女は今日も元気だと笑顔をもらえる。
たとえば、たとえば。こうなったら嫌だと思っていたことも、無理してでも受け入れると(というか、受けれざるを得ない場合もありますが)、不思議なものでだんだんそれに順応してくる。
人は今の状態を100としたら、いい部分は維持しつつ、必要なものを足して、105とか、110とか、とにかく上に行きたいと思っているから、「現状」から欠けるなんてとんでもないと思ってしまう。それでもなんとかなってしまうのだから不思議です。というか、マイナス5でも、プラス10なら、もうプラスなんですよね。
環境は受け入れるしかない。きっとみんなわかっている。
乗り慣れない車も、行き慣れない場所も、いつか、いえ、すぐに慣れる。
人もそう。
その人の声も、仕草も、見慣れてなじむ。生活の一部になる。
そのときに初めて見えてくるものもある。
あんなに気に入っていたのに、大きな理由もなく、なんとなく行かなくなったお店も、なんなら失くしたことに気づかないものすらあるでしょう。
よく「手放すことによって、手に入る」
というけれど、本当にそう思う。(そのときはそう思えないけれども)
それは、自分の気付けるかどうかによるものもあるのだと思う。認識。
ニーチェがこういったように。
『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』
と。
ただ、一方で、今あるものに感謝しています。
当たり前になって、見えなくなってしまうときもあるけれども、
いつか言えばいい。
いつかやればいい。
いつか。いつか。
いつになっても来ない、その「いつか」は。
先日も、家族のために無農薬の野菜や果物を作ってくれる父に、きちんとお礼をいいました。
「いつもありがとう。」って。なかなか言えないんですよね。
でも、大切なことです。
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埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
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そういうことというのは、意外と些細なことで。でも、本人にとっては大きなもの。
わりと平気でした。なんなら、無理していた自分に気付いたくらいでした。
たとえば、本当に小さな話なんだけど、お気に入りだったピアス。
失くすのが怖くて動き回るような日は着けないでいたのに、あるときバスに乗り遅れそうになって走ってしまい、その後耳を触ったらピアスがなかった。
気付いたときは、軽くですがショックでした。でも、よく考えたらそんなにもともと使っていなかったし、片方になっちゃったけど、別のと組み合わせて、普通に使っています。むしろ、元々シンメトリーよりもアシンメトリーの方が好きなんだったと気付きました。
たとえば、親友の転勤が決まったとき、すごく寂しかった。
でも実際、今の時代はいつでもつながっていられるから、いつでもLINEすればいい。会えなくても元気でいてくれてるその存在にただ感謝できる。
FBの、日本酒のイベント参加の通知をみるたびに、ああ彼女は今日も元気だと笑顔をもらえる。
たとえば、たとえば。こうなったら嫌だと思っていたことも、無理してでも受け入れると(というか、受けれざるを得ない場合もありますが)、不思議なものでだんだんそれに順応してくる。
人は今の状態を100としたら、いい部分は維持しつつ、必要なものを足して、105とか、110とか、とにかく上に行きたいと思っているから、「現状」から欠けるなんてとんでもないと思ってしまう。それでもなんとかなってしまうのだから不思議です。というか、マイナス5でも、プラス10なら、もうプラスなんですよね。
環境は受け入れるしかない。きっとみんなわかっている。
乗り慣れない車も、行き慣れない場所も、いつか、いえ、すぐに慣れる。
人もそう。
その人の声も、仕草も、見慣れてなじむ。生活の一部になる。
そのときに初めて見えてくるものもある。
あんなに気に入っていたのに、大きな理由もなく、なんとなく行かなくなったお店も、なんなら失くしたことに気づかないものすらあるでしょう。
よく「手放すことによって、手に入る」
というけれど、本当にそう思う。(そのときはそう思えないけれども)
それは、自分の気付けるかどうかによるものもあるのだと思う。認識。
ニーチェがこういったように。
『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』
と。
ただ、一方で、今あるものに感謝しています。
当たり前になって、見えなくなってしまうときもあるけれども、
いつか言えばいい。
いつかやればいい。
いつか。いつか。
いつになっても来ない、その「いつか」は。
先日も、家族のために無農薬の野菜や果物を作ってくれる父に、きちんとお礼をいいました。
「いつもありがとう。」って。なかなか言えないんですよね。
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