「見栄を張る」は他人事ではない

 03, 2017 23:39
昨夜、渋谷のユーロスペースで、藤村明世監督作品「見栄を張る」が上映されました。
 
 
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見栄を張らない皆さんとも会えました。
 
 
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超満員で、立ち見の方もいらっしゃるほどでした。
舞台挨拶もあったので、より映画を楽しめました。
 
 
 
こんにちは。
 
珈琲豆・器・洋服
熊谷のセレクトショップ【Riyon】みわです。
 
 
 
 
えと、すみません。ララランドに続き、ネタバレあります。
 
 
 
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「泣き屋?お葬式のときにすら見栄を張るなんて」
主人公の絵梨子が、姉の職業を知ったときの感想はそんなものでした。
1番見栄を張っているのは、他でもない自分自身なのに。
 
 
 
 
絵梨子は女優をやっています。
とはいえ、アルバイトをしながら、オーディションを受ける毎日。
 
 
お世辞にも演技が上手いとはいえず、泣く演技すらできない。
大きなCMに出演歴があるものの、それも昔の話。
 
 
 
歳だけとっていく現実に向き合う度、溜息をつきながら暮らしていました。
そこへ訃報が入ります。
久しぶりに実家にかえる絵梨子は、そこでも「女優」です。
 
 
 
亡くなったのは絵梨子の姉でした。
姉はいつも絵梨子を心配していましたが、絵梨子はそれを疎ましく思っていました。
 
 
姉は絵梨子にとって、「故郷」そのものだったのかもしれません。
女優として、遠く離れた東京で頑張っているのに、ちっとも報われない自分には、「故郷」は負けを意味するのでしょう。
 
 
見栄を張るのは、自分の能力不足を痛感しているからです。
 
 
大きく見せるため、意地と見栄の鎧を纏った主人公は、姉の訃報にも感情を表現しません。
告別式ですら。
 
 
一方、その姉の子供や、姉の職場の社長は、見栄なんてものに縛られず、自然体で暮らしていました。
カップ焼きそばで生活する絵梨子とは違い、温かいごはんを食べて、暮らしていたのです。
 
 
はじめはとまどっていたものの、そんな人たちと生活をするうちに、東京で身につけた鎧には徐々にヒビが入り、そのヒビの間から、温もりが染み込むようになってきました。
 
 
最後に絵梨子が見せた涙は、姉のための涙、姉の子供のための涙、親族や、自分によくしてくれた人達の涙、そして今までの自分との決別と、これからの日々への決意の涙。
何かが溶け出したとも言えるかもしれません。
 
 
人のことを心の中で非難しながら、1番見栄を張っている絵梨子のことを、
「この主人公は見栄を張っているな」
と思う観客の私たちも、きっと見栄を張って生きています。
それが人間らしい、生々しい姿。
 
 
 
微妙な心の変化がもたらす表情は、是非劇場でお確かめください。
 
 
 
「見栄を張る」
次回は群馬県高崎市にて上映されます。
お時間のある方は是非行ってみてくださいね。
 
 
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4月6日 11:00〜  シネマテークたかさき
4月7日 19:00〜  高崎シティギャラリー
 
 
 
 
 
 
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