中之条ビエンナーレ。その1
- 2023/09/17
- 23:59

世間様は3連休。本日の水香苑さんへの納品は、混雑を見越してうどんを我慢しました。

というわけで、水沢を後にして、向かった先は中之条。
途中、黄金の野をいくつも見ました。
この姿を見るといつも
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
という言葉を思い出します。
意味は「知識や徳が深まった、立派な人ほど謙虚な姿勢である」
という諺。そんな人物でありたいものです。

さて、雄大な山々に包まれた中之条では、2年に1度の、国際現代芸術祭、『中之条ビエンナーレ』が開催されています。
まずはじめに訪れたのは、道の駅、霊山たけやま。こちらでパスポートを購入。
パスポートは何ヶ所かで購入が可能です。

霊山たけやま
関美来「景色を生む」

霊山たけやまの前にある、親都神社の作品も鑑賞し、続いて訪れたのは、イサマムラ(旧伊参小学校)。
こちらは総合案内所であり、事務所でもあります。
もちろんこちらでもパスポートの販売があります。

「あなたはここにいる」
アクマー

くじを引いて絵を描いて誰かとつながるくじびきドローイン

この部屋にはドローイングに参加されている方が沢山いらっしゃって、私は参加こそしなかったものの、日常、頭になどない言葉がそこかしこに浮かんでいて、興味深い部屋でした。

「さしがさばなとチェンバロの白い蛹(サナギ)」
半谷 学
広い空間にあったのは、不要になって廃棄された傘から蘇った「さしがさばな」。
蛹のような白くて硬い殻で作られた、音の鳴らない古楽器「チェンバロ」。

全盲の彫刻家、三輪途道が、触覚にたよって造ったレリーフ画。

次の作品、また次の作品と、足をすすめるたびに、日常目にすることのない形や色が目に飛び込んできます。

そのたびに、これは一体何だ?と、自分の体験や常識の中から、なんとか答え合わせをしようと試みるのです。
が、まったくわからない。
アーティストの解説をよみ、それがわからなくとも、自分なりのこたえをさがしてみることが、面白いです。

パスポートの販売所は、上記の通り。他、詳細は下のリンクからどうぞ。
中之条ビエンナーレ公式HP
【会場】群馬県中之条町 各所
【期間】2023年9月9日(土)-10月9日(月・祝)の31日間 無休
【パスポート】1500円 / 高校生以下 無料
とてもではありませんが、1日で回りきれる規模ではありません。
私達遠方の人にとっては、終わりの見えない芸術祭。「もっと観たい」と思いつつ帰路に就くこともまた、楽しいものです。
明日も、ビエンナーレのご紹介が続きます。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

にほんブログ村
