テーブルウェアフェスティバル
- 2023/02/01
- 23:59

先日、東京ドームで開催中の、テーブルウェアフェスティバルに行ってきました。

とにかく広い。当たり前ですが広い。
洋食器のコーディネートを拝見しながらぐんぐん進み、毎回楽しみにしているHARIOさんのガラスの楽器演奏にしばらく浸ります。

私がこのイベントでもっとも楽しみにしているのはコーディネートを拝見することです。
どの作品も素敵ですが、気になった作品がいくつかありました。
遊び心のあるコーディネート。でも使っている色は3色なので、やりすぎ感はなく、上品さは失わない。
立体感もあって格好いいです。

この作品、立ち止まったポイントは、テーブルの脚。おそらく立ち匣鉢だと思います。
信楽焼の大きな花器や大皿が、存在感が放ちます。

匣鉢とは、登り窯などでカメや植木鉢などを焼くときに、何段かに積み上げる為に土台として使うものです。
こうしたものは、どこでも手に入るものではありません。しかも長く使ったものにしか出せない風合いがあります。

植物の研究をされていたお父様のことを想い、庭木から盆栽を作り、テーブルクロスも、お父様の大島紬をほどいたものなのだそうです。
枠にとらわれず、思うがままコーディネートにいれこんで、お母様と一緒に、お父様との想い出に浸る。
厳密には決まりごとはあるでしょうが、本当は枠など不要で、自分自身や家族、ゲストが癒やされたり、楽しんだりできるかという部分が、どんな技術や知識よりも重要であるということがわかります。

ネイビーとホワイトの落ち着いた色味に、ゴールドが品よく合います。
磁器は解説によると、おじいさまが購入されたものだそう。
奥にたてかけてある木箱を見ると、昭和8年とあります。
メインのひとつが古いものであるにもかかわらず、むしろ新しい印象を持つコーディネートです。
なかなかこのような方々のすべてを真似することは出来ないかもしれませんが、素敵だなと思えば、その一部を真似することくらいはできそうですよね。
そうすると、食卓がまたワンランクアップしますし、何より楽しいです。

特設ステージでは、日によってかわるステージがあり、私が行った1月29日(日)は、雅楽師の東儀秀樹さんが、息子さんと一緒にステージにあがり、雅楽器のみならず、息子さんと一緒にギター演奏しながら歌も披露。
ひちりきを吹く姿がよく見えるよう、後ろの方まできてくれました。
他にも、様々なお店が出ているので、お買い物も出来ますよ。
テーブルウェアフェスティバルは、東京ドームにて、2月5日まで開催しています。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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