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石川県・山中漆器が入荷しました。

以前、とある展示会でとても美しいフォルムの漆器を見つけました。

今お店に並んでいる漆器と比べると、ほんの少しお値段がいいので、どうしようかと考えていたのですが、やはり忘れられなくて。
今日、とうとうRiyonに到着しました。

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(汁椀・ラウンド ¥5,280)

本日ご紹介するのは、石川県の漆器です。
ご存知の通り、石川県は漆器の産地。「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」「木地の山中」と称され、高い技術を誇ります。

輪島塗や金沢漆器は、一般的にきらびやかなイメージがありますが、山中漆器は木目を見せる、とても素朴な印象の漆器です。

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(汁椀・スリム ¥5,280)

まずは丸太を切り取るところから始まります。カットの時点で、うつわの高さが決まります。ですからシャンパンカップや、下でもご紹介する茶筒などの場合、20cm以上の厚みにカットする必要があります。

それをおおまかな形(たとえばお椀であれば、なんとなくお椀の形状はしているものの、とても分厚いもの)に挽いたものを、1ヶ月ほどかけて乾燥させつつ、変形していきます。

その後、木地師(きじし)と呼ばれる職人さんが、しっかりとデザイン通りの形にするために、挽いていきます。

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TSUMUGI 汁椀 杵 ¥5,500
祝い事には餅つきをします。
縁起のよい、杵の形をモチーフにしたお椀です。


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TSUMUGI 汁椀 壺 ¥5,500
壺をモチーフにしたお椀。
壺とは食糧や飲料の貯蔵や、運搬に用いるものであることから、歓迎を表すものです。


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飾っておくだけでも美しい茶筒。
この細く削られたラインは山中漆器の特色の1つでもある「加飾挽き(かしょくびき)」の中の、「千筋(せんすじ)」と呼ばれるもの。

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イメージが湧きにくいと思うので、我戸幹男商店さんのHPの動画から、拝借しました。
職人が、手で、1本いっぽん筋をいれて(削って)います。まるでロボットが彫っているかのような、繊細かつ正確なラインです。

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蓋を開けるとこんな感じ。
¥14,300


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お盆
¥6,600

木目を見ると安心感や温かみをおぼえるのは、言葉で説明できるものではなく、体の奥から湧き上がってくる感覚です。
木地師が挽いたうつわは、単なる汁椀ではなく、作品です。
手仕事の体温も伝わりながら、スタイリッシュな印象をも持つ漆器。

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今回、取り寄せたくても、在庫を切らしているものがいくつかあり残念でしたが、どれも本当に美しい。
是非、実物をご覧いただきたい。

 
 
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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