三峯神社
- 2022/11/22
- 23:00

聖神社をあとにして、向かうは三峯神社。
雲がまるで雪をかぶった山の頂上の様です。
同じ秩父市内でも、三峯神社はかなり山を進みます。

晩秋を迎えた秩父の山。

駐車場から神社に向かうまでの間にあるお店の軒先には、干し柿が吊るしてありました。
暖簾のように見事で、近くでよく見ると、大きいもの(まだ干し始めて間もないもの)、少ししぼんで、色が濃くなっているもの、いろいろあります。
とても風情があっていいですね。

三峯神社の鳥居は、三ツ鳥居。
ここまで来ると、自然と背筋がピンとするようです。
三峯神社を作ったヤマトタケルノミコトをこの地に案内したのが、オオカミだったため、こちらは狛犬ではなく、オオカミ(大神)が鎮座しています。
この堂々たる姿に、鳥居を堂々とくぐれるか。おまえの心は誠実であるかと、問われているようにも感じます。
「もののけ姫」にでてくる山犬モロのモデルとなったと言われています。

随神門
行かれた方はおわかりになると思いますが、1歩、またいっぽと進むにしたがって、空気が変わっていくのがわかります。

空気が冷たい。そして重い。でも嫌なものではなく、0に近い、もしくは100に近い、とても純度の高い空気という感覚です。

長くそこにとどまり続けている樹々。

二手に分かれ、まっすぐに伸びた夫婦杉。

そして拝殿へ。
四隅には、蜃(しん)という、龍のような生物が彫られています。
口から気を出して、人々に幻を見せるそうです。そのため拝殿も実は幻で、神界と現世を繋ぐ場所とも言われています。

御神木は樹齢800年。
この木を奉納したのは、三峯神社への信仰が厚かった畠山重忠公だそうです。

遥拝殿(ようはいでん)からは妙法ケ岳山頂、奥宮を遥拝することができます。
それにしても素晴らしい景色です。
昨年同様、お守りをいただいてきました。
ここは本当に、この世界のものなのだろうかとも思える場所です。清々しく、なんだか生まれ変わった様な気にさえなります。
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