一座建立
- 2022/10/24
- 23:56
Riyonの周年イベントでもお茶を点ててくれている、横浜の伯父の自宅(兼茶室)。

以前から、お客様と行くというお話がでていたにもかかわらず、コロナ禍で話が進まず、ようやくお茶会に行くことができました。

露地。

遠路はるばるようこそと、立礼にてまず一服(薄茶を)淹れてくれました(半東は生徒の鈴木さん)。
釜のお湯が沸き立つ音が聞こえてきます。
その音を松風といいます。
松風に耳を預けると、心がフラットになっていくのを感じます。その後でふと、歓びのようなものが沸き立ちます。
この音が聞こえることに安心するのです。
日常、私はどうしても効率というものを求めてしまいます。省けるものは省き、最短でたどり着きたい。
けれども、あらすじだけ読んだのではその本の本当の面白さはわからないように、それでは気づけないものも、世の中には多くあります。私の耳はこれを心地よいと言っている。そしてこの音が聞こえるということは、静寂がそこにあるということ。素敵な人たちと、その空気を共に味わう。心地よい空間です。

横浜らしく、船が描かれた(というか、伯父が描いたのだそうです)抹茶碗。

拝見。

棗は輪島塗。おちついた色の中に、ほのかに金がみえます。
そして、この茶杓、よく見ると文字が彫ってあるのですが見えますか?
「茶の湯をば心に染めて眼にかけず 耳をひそめてきくこともなし」

心づくしのおもてなしをうけました。
伯父が、Riyonのお客様を心から歓迎し、精一杯もてなそうとしてくれているのだと感じました。
一座建立(いちざこんりゅう) という言葉があります。
亭主は客に喜んでもらうべく、その一服のお茶のために様々な工夫をし、心を尽くす。客もまた、感動から亭主の心を感じ取る、そこにはなんとも言えぬ一体感が生まれます。
一期一会。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

にほんブログ村
にほんブログ村

以前から、お客様と行くというお話がでていたにもかかわらず、コロナ禍で話が進まず、ようやくお茶会に行くことができました。

露地。

遠路はるばるようこそと、立礼にてまず一服(薄茶を)淹れてくれました(半東は生徒の鈴木さん)。
釜のお湯が沸き立つ音が聞こえてきます。
その音を松風といいます。
松風に耳を預けると、心がフラットになっていくのを感じます。その後でふと、歓びのようなものが沸き立ちます。
この音が聞こえることに安心するのです。
日常、私はどうしても効率というものを求めてしまいます。省けるものは省き、最短でたどり着きたい。
けれども、あらすじだけ読んだのではその本の本当の面白さはわからないように、それでは気づけないものも、世の中には多くあります。私の耳はこれを心地よいと言っている。そしてこの音が聞こえるということは、静寂がそこにあるということ。素敵な人たちと、その空気を共に味わう。心地よい空間です。

横浜らしく、船が描かれた(というか、伯父が描いたのだそうです)抹茶碗。

拝見。

棗は輪島塗。おちついた色の中に、ほのかに金がみえます。
そして、この茶杓、よく見ると文字が彫ってあるのですが見えますか?
「茶の湯をば心に染めて眼にかけず 耳をひそめてきくこともなし」

心づくしのおもてなしをうけました。
伯父が、Riyonのお客様を心から歓迎し、精一杯もてなそうとしてくれているのだと感じました。
一座建立(いちざこんりゅう) という言葉があります。
亭主は客に喜んでもらうべく、その一服のお茶のために様々な工夫をし、心を尽くす。客もまた、感動から亭主の心を感じ取る、そこにはなんとも言えぬ一体感が生まれます。
一期一会。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

にほんブログ村
