劇団四季「バケモノの子」
- 2022/09/04
- 23:53
ようやく「バケモノの子」を鑑賞してきました。
チケットを買ったのは四季の会発売日だったので、1月のこと。
9月なんて相当先だと思っていたから、あ、もう9月じゃんと気付いたのが1週間くらい前でした笑。

簡単なあらすじ。
渋谷を彷徨っていた独りぼっちの少年・蓮が迷い込んだのは、バケモノの世界。
蓮はそこで熊徹に出逢い、「九太」という名で新たな一歩を踏み出します。強くなりたい一心で、熊徹の弟子となり、修行をはじめますが、自分一人で強くなり、孤独に生きてきた荒くれ者の熊徹は、教え方も上手くありません。
初めこそぶつかりあい、いがみ合っていたものの、やがて2人の間には絆が芽生え、まるで本物の親子のような関係になっていきます。
一方で、熊徹と違い人望のある猪王山には、一郎彦と二郎丸という2人の息子がいます。
立派な父を持つことに誇りを感じつつも、成長していくにつれ、父や母、弟との見た目の違いに不安を感じてゆく一郎彦。
熊徹と猪王山の決闘の日、一郎彦の闇があらわになります。

こちらが本日のキャストです。
歌い出してすぐに圧倒されたのは、やはり芝清道さん。その太く品のある歌声は、人格者であり人望もある猪王山にピッタリでした。
前情報を何も入れていかなかったので、本日のキャストに、押田柊さんの名前を見つけたときには驚きました。
押田さんといえば、私の中では、やはり大好きなCATSのミストフェリーズ役。
バケモノの子では、ダンスがどれくらい盛り込まれているのかは知らなかったけれど、ワクワクしていました。(結局、2幕が始まるまでどこにいるかわかりませんでした笑)。
九太(蓮)を演じたのは、大鹿礼生(おおしからいき)さん。ライオンキングのヤングシンバを演じていたそうです。大鹿さんも、一郎彦を演じた菊池俊(きくちしゅん)さんも、若いときに誰もがぶつかる葛藤がリアルに見え、歌声も含めてとても素敵でした。
蓮のお母さん役、時枝里好(ときえだりよ)さん。
歌声があまりにも素晴らしく、存じあげなかったので検索したら、CATSのグリドルボーン役を演じていらっしゃる方でした。母の包み込むような温かさを持つ美しい歌声。納得です。
熊徹も九太も独りぼっちでした。
信じられるものが自分しかなくて、でもその「自分」すら不確かで、どうしたら良いのかわからない。
そんな2人が、寝食を共にし、稽古をし、喧嘩をし、認めあい、自分にはない部分を補い合い、闘う術だけでなく、自分以外の誰かを大切に思う気持ちを身に付けました。
また、熊徹の友人、多々良や百秋坊も、ときには友人、ときには父親となり、九太に関わっていきます。
人間界で知り合った楓という女子高生は、等身大の悩みや探究心を見る鏡のような存在であり、そして勉学の先生でもあります。

血はつながっていなくとも、独りぼっちのはずだった蓮は、こうした多くの人々の愛情を受け、そして自らも愛情を注ぎ、胸の中の剣を磨いていきます。
誰かに押しつけるのも違う。
自分だけが犠牲になるのも違う。
守りたい人がいる。
そのために、共に闘い、共に生きるんだ。
そんなことを感じたミュージカルでした。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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チケットを買ったのは四季の会発売日だったので、1月のこと。
9月なんて相当先だと思っていたから、あ、もう9月じゃんと気付いたのが1週間くらい前でした笑。

簡単なあらすじ。
渋谷を彷徨っていた独りぼっちの少年・蓮が迷い込んだのは、バケモノの世界。
蓮はそこで熊徹に出逢い、「九太」という名で新たな一歩を踏み出します。強くなりたい一心で、熊徹の弟子となり、修行をはじめますが、自分一人で強くなり、孤独に生きてきた荒くれ者の熊徹は、教え方も上手くありません。
初めこそぶつかりあい、いがみ合っていたものの、やがて2人の間には絆が芽生え、まるで本物の親子のような関係になっていきます。
一方で、熊徹と違い人望のある猪王山には、一郎彦と二郎丸という2人の息子がいます。
立派な父を持つことに誇りを感じつつも、成長していくにつれ、父や母、弟との見た目の違いに不安を感じてゆく一郎彦。
熊徹と猪王山の決闘の日、一郎彦の闇があらわになります。

こちらが本日のキャストです。
歌い出してすぐに圧倒されたのは、やはり芝清道さん。その太く品のある歌声は、人格者であり人望もある猪王山にピッタリでした。
前情報を何も入れていかなかったので、本日のキャストに、押田柊さんの名前を見つけたときには驚きました。
押田さんといえば、私の中では、やはり大好きなCATSのミストフェリーズ役。
バケモノの子では、ダンスがどれくらい盛り込まれているのかは知らなかったけれど、ワクワクしていました。(結局、2幕が始まるまでどこにいるかわかりませんでした笑)。
九太(蓮)を演じたのは、大鹿礼生(おおしからいき)さん。ライオンキングのヤングシンバを演じていたそうです。大鹿さんも、一郎彦を演じた菊池俊(きくちしゅん)さんも、若いときに誰もがぶつかる葛藤がリアルに見え、歌声も含めてとても素敵でした。
蓮のお母さん役、時枝里好(ときえだりよ)さん。
歌声があまりにも素晴らしく、存じあげなかったので検索したら、CATSのグリドルボーン役を演じていらっしゃる方でした。母の包み込むような温かさを持つ美しい歌声。納得です。
熊徹も九太も独りぼっちでした。
信じられるものが自分しかなくて、でもその「自分」すら不確かで、どうしたら良いのかわからない。
そんな2人が、寝食を共にし、稽古をし、喧嘩をし、認めあい、自分にはない部分を補い合い、闘う術だけでなく、自分以外の誰かを大切に思う気持ちを身に付けました。
また、熊徹の友人、多々良や百秋坊も、ときには友人、ときには父親となり、九太に関わっていきます。
人間界で知り合った楓という女子高生は、等身大の悩みや探究心を見る鏡のような存在であり、そして勉学の先生でもあります。

血はつながっていなくとも、独りぼっちのはずだった蓮は、こうした多くの人々の愛情を受け、そして自らも愛情を注ぎ、胸の中の剣を磨いていきます。
誰かに押しつけるのも違う。
自分だけが犠牲になるのも違う。
守りたい人がいる。
そのために、共に闘い、共に生きるんだ。
そんなことを感じたミュージカルでした。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
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埼玉県熊谷市別府5-80-3
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営業時間 :11時~18時
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