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23回目のありがとう。

今日はお店に行き、昨日益子で仕入れてきたうつわを出して出して出しまくってきました。飲食店さんの大量のご注文品もあったので、検品に時間がかかり、全然終わりませんでしたが、一部お店に並べてきましたので、楽しみにしていただけたらと思います。

そちらは、ブログではまた改めてご紹介していくとして。


一昨日のブログや、今日のLINE公式アカウントからご案内させていただいた通り、本日23周年を迎えられたことへの感謝の気持ちを込めて、

明日6/21(火)~
お買い上げ金額に応じて、ささやかなプレゼントをご用意しております。

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1,000円以上でお好きなスプーン1本。
3,000円以上、7,000円以上、10,000円以上、15,000円以上で、それぞれご用意しております。


プレゼントは先着順で選んでいただきます。
(数に限りがございます。)



さて、皆様からのお祝いのメッセージ、ありがとうございます。0時ちょうどにメッセージをくださったお客様もいたりして、心から、素敵なお客様に恵まれたことに感謝しております。

「おめでとう」と言っていただけることは本当に嬉しいのですが、忘れてはいけないのは、お客様あってのRiyonなので、私としては、「ありがとうございます」なのです。

大通りに面しているわけでもない、看板も目立たない、建物も目立たない。住宅街にひっそりと建つこのお店の存在に気づき、何度も来てくださることのありがたさ。
長く通ってくださっている方も、最近知ってくださった方も、気に入ってくださっている方々のお気持ちは、すごく伝わってきます。


Riyonのことを最近知ってくださった方にむけて、Riyonの歴史を簡単に振り返らせていただきます。

「やりたいことは全部やる。」という考え方の母は、学生時代、志した道へと進みます。
夢を叶えるため、学費稼ぎでアルバイトをしていたのが、祖師ヶ谷大蔵の喫茶店でした。若いオーナーは上品で、オシャレで、とても素敵な方だったそうです。
その後母は1番の夢を叶え、納得するまでやってから、今度はあの素敵な方のように喫茶店をやりたいと、三軒茶屋にリヨンをオープンさせました。

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リヨンという店名から、フランスと何か関係があるのですか?とたまに聞かれるので、「はい、フランスで育ちまして。。。」とか格好いいことを言いたいのですが、母は東京出身(疎開の為、子供の頃を山形で過ごします)。私も群馬栃木埼玉という、ぎゅぎゅっと狭い地域にここまで育てていただきました。

ちなみにフランスのリヨンはLyonと書きます。
「Riyon」は、母の名前、リョウコから来ています。


時を経て23年前、Riyonは埼玉県熊谷の地に、少しカタチをかえて復活。
お店をオープンさせてすぐ、母は乳癌で入院したので、私がお店に立ちました。当時私は大学生で、陶器のことも珈琲のことも知識はほとんどなかったけれど、とにかく「いいな」と思う気持ちは本物だったので、その気持ちだけで、お客様にご説明していました。

母は、退院したその日から、お店に立ちました。


そして現在81歳。
私くらいの年齢のときから、なにかと病気がちでしたが、「手術したんだから、もう大丈夫、もう元気。てか、寝てる場合じゃないじゃん!」と、持ち前のポジティブさ(無茶とも言う)でここまできました。

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無理しすぎはよくないけれど、出来ると思いこむことって大事。
無理しすぎはよくないけどね(大事なことなので2回言いました)。

母が入院したり、体調を崩したりすると、お客様が「ママは?」と気にかけてくださる。私が体調悪いときもそうです。
その優しさを、私は愛情と捉えています。

母や私も、なんならお客様同士だって、Riyonで知り合い、お友達になられた方が多いから、ここに来る前より、心配することも増えたかわりに、喜ぶことも増えたはずです。
そうやって、お客様と、みんなで一緒に歩んできたんですよね。

私はお店側の人間なんだけど、お客様と向かい合っているイメージではなく、同じ方向を向いているイメージなんです。


たしかに、売っている「モノ」にも自信はあります。いいものを仕入れたいといつも思っています。
だけど、それ以上のものがここで築きあげられていく喜び。

お願いしてできることではありません。
本当に恵まれています。

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(昨年春、お客様と母と)

以前、私の尊敬する短パン社長こと、奥ノ谷圭祐氏が、「パイセンTV」に出演した際、
「八方美人である必要はない。素の自分をさらけ出し、それを受け止めてくれる人と心で通じ合うことの方が大事だ」とおっしゃっていたけれど、あのときよりも今の方が尚、この言葉の意味がわかります。

Riyonの自慢はやはり、素敵なお客様です。
「ありがとうございます」

24年目も、どうかよろしくお願いいたします。
だってRiyonがなくなったら、みんな困るでしょ!?笑
 
 
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お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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プロフィール

Riyon

Author:Riyon
埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
Open 11:00~18:00 日/月曜/祝日はおやすみです。  

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