やっぱり書き足りないので宮本さんについてもう少し書きます
- 2022/06/13
- 23:52
昨日宮本浩次氏のコンサートについて書いたのですが、だいぶ文章を消したわりにまとまっていなかったので、ならばやはり追加で書き残しておこうと思います。ご興味があればもう少しだけお付き合いいただければと思います。

若い頃、人並みにいろんなアーティストのライブに行ったのですが、その頃はどちらかというと、ノリがいいことがライブの楽しみ方としてかなりの部分を占めていました。
ノリがいいこと=盛り上がっているという認識に近かったと思います。
もちろん今でもノリがいいのは大好物ですが、今回のツアー、総じて芸術的であると感じました。
エレカシの曲など、拳を強く突き上げ力強く走る曲も、しっとりと歌詞の世界を歩きながら聴かせる曲も、心の中で燃え上がるものを感じます。それはもはや「盛り上がる」とは次元が違う気がします。
ツアーが決定したとき、バンドメンバーに小林武史さんのお名前を見つけたときは目を疑いました。
え?47都道府県についていくの?と。あのTAKESHI KOBAYASHIが?
なんでもご自身で志願したのだそうです。
他のメンバーだって、他のアーティストのサポートをしていたり、忙しいのに。
「宮本浩次」すごいな。
宮本さんが日本代表と紹介する、ドラマーの玉田豊夢さん。
いつだったか蔦谷好位置さんが、関ジャムで「最強のバンドメンバーを集めるなら?」という問いに、豊夢さんの名をあげたとき、おおーーーやはりーーーーー!と心の中が大騒ぎになりました。ドラムなのでステージの後方にいるにもかかわらず、その存在感たるや。
豊夢さんの「ガストロンジャー(エレカシの曲)」もすごかったなぁ。「異邦人」もいいし、まぁ全部いいんですけど。
その表情は、叩きながら宮本浩次の歌の世界を探検し、堪能しているようにも見えます。「宮本浩次」という映画を作っているようにも見えます。身体で表現するから、どこからが楽器なのかわかりません。もはや豊夢さんは楽器なんだと思います。
(それにしても豊夢さんのドラムさばきを観ようと双眼鏡で覗いたら、たまたまそのタイミングで豊夢さんの前に宮本さんが来てボトルを手に取り水を飲んだのですが、その姿が格好良すぎて、なんだよ!ズルいぞ!ってなりました笑。あ、ごめんなさい取り乱しました笑)
メンバー紹介のときには、突然スティックをポイして、手でドラムを叩き始めました。
豊夢さんだけではなく、名越由貴夫さんも、キタダマキさんも、そしてもちろん小林武史さんも、
あのステージの上で、「宮本浩次」という芸術作品に呼応していたに違いありません。
あぁ、だめだ、宮本さんのを貼ると、ブログを書いている途中なのを忘れて見入ってしまい泣いてしまうので、椎名林檎嬢のにしようとしたけど、そちらだとキタダマキさんと小林武史さんがいないし、結局そちらも見入ってしまったので笑、観念して普通に宮本さんのを貼ります。
泣ける。はぁ。疲れる。このお方はなぜこんなに全身全霊なんだ。生きづらくはないのか。
いつも魂を削って歌っている。
歌は口で歌うものではないんですね、宮本さん。
宮本さんの歌が響くのは、宮本さんがなんでも卒なくやってのけるヒーローではなく、孤独を感じたり、悲しみでくずおれそうになって面目ないねて謝っちゃったり、
「陽だまりも宇宙も悲しみも喜びも 全部抱きしめて駆け抜けたヒーロー」(RAINBOWより)だからなのだと思います。
確かに宮本浩次氏の姿は神々しく、歌う姿を見るとありがたくなってしまうのですが、だけど私たちと同じように、地上を歩く、生身の人間だからなのだと思います。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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若い頃、人並みにいろんなアーティストのライブに行ったのですが、その頃はどちらかというと、ノリがいいことがライブの楽しみ方としてかなりの部分を占めていました。
ノリがいいこと=盛り上がっているという認識に近かったと思います。
もちろん今でもノリがいいのは大好物ですが、今回のツアー、総じて芸術的であると感じました。
エレカシの曲など、拳を強く突き上げ力強く走る曲も、しっとりと歌詞の世界を歩きながら聴かせる曲も、心の中で燃え上がるものを感じます。それはもはや「盛り上がる」とは次元が違う気がします。
ツアーが決定したとき、バンドメンバーに小林武史さんのお名前を見つけたときは目を疑いました。
え?47都道府県についていくの?と。あのTAKESHI KOBAYASHIが?
なんでもご自身で志願したのだそうです。
他のメンバーだって、他のアーティストのサポートをしていたり、忙しいのに。
「宮本浩次」すごいな。
宮本さんが日本代表と紹介する、ドラマーの玉田豊夢さん。
いつだったか蔦谷好位置さんが、関ジャムで「最強のバンドメンバーを集めるなら?」という問いに、豊夢さんの名をあげたとき、おおーーーやはりーーーーー!と心の中が大騒ぎになりました。ドラムなのでステージの後方にいるにもかかわらず、その存在感たるや。
豊夢さんの「ガストロンジャー(エレカシの曲)」もすごかったなぁ。「異邦人」もいいし、まぁ全部いいんですけど。
その表情は、叩きながら宮本浩次の歌の世界を探検し、堪能しているようにも見えます。「宮本浩次」という映画を作っているようにも見えます。身体で表現するから、どこからが楽器なのかわかりません。もはや豊夢さんは楽器なんだと思います。
(それにしても豊夢さんのドラムさばきを観ようと双眼鏡で覗いたら、たまたまそのタイミングで豊夢さんの前に宮本さんが来てボトルを手に取り水を飲んだのですが、その姿が格好良すぎて、なんだよ!ズルいぞ!ってなりました笑。あ、ごめんなさい取り乱しました笑)
メンバー紹介のときには、突然スティックをポイして、手でドラムを叩き始めました。
豊夢さんだけではなく、名越由貴夫さんも、キタダマキさんも、そしてもちろん小林武史さんも、
あのステージの上で、「宮本浩次」という芸術作品に呼応していたに違いありません。
あぁ、だめだ、宮本さんのを貼ると、ブログを書いている途中なのを忘れて見入ってしまい泣いてしまうので、椎名林檎嬢のにしようとしたけど、そちらだとキタダマキさんと小林武史さんがいないし、結局そちらも見入ってしまったので笑、観念して普通に宮本さんのを貼ります。
泣ける。はぁ。疲れる。このお方はなぜこんなに全身全霊なんだ。生きづらくはないのか。
いつも魂を削って歌っている。
歌は口で歌うものではないんですね、宮本さん。
宮本さんの歌が響くのは、宮本さんがなんでも卒なくやってのけるヒーローではなく、孤独を感じたり、悲しみでくずおれそうになって面目ないねて謝っちゃったり、
「陽だまりも宇宙も悲しみも喜びも 全部抱きしめて駆け抜けたヒーロー」(RAINBOWより)だからなのだと思います。
確かに宮本浩次氏の姿は神々しく、歌う姿を見るとありがたくなってしまうのですが、だけど私たちと同じように、地上を歩く、生身の人間だからなのだと思います。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
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埼玉県熊谷市別府5-80-3
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営業時間 :11時~18時
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