お預かりのうつわ、金継ぎ進捗状況
- 2022/02/24
- 23:53
金継ぎした、赤楽の抹茶碗がようやく乾燥したので、せっかくだから使ってみました。

さて、お客様からのお預かり品の進捗をお伝えしますね。

角が割れてしまったお皿。お預かりしたのは1月です。
そうなんですよね、そこをぶつけちゃうんですよね。

とりあえずくっついたの画。
割れをつけただけだと、隙間があいていたりするので、その隙間に錆漆を埋めていきます。

漆の下塗り→乾燥→中塗り→乾燥。
織部なので、この朱色のままでもなかなか素敵ですね。

金色の粉を蒔きます。

ここから最後の乾燥に入りますので、しばらくおまちくださいね。あと1ヶ月くらいかな。

すごく気に入って使ってくれていて、ある日「欠けた。ショック」という投稿を最後に登場しなくなったお皿。「どうしたかな。捨てちゃたかな。。。」と気になっていたけど、私の金継ぎのコース修了まで、捨てずに持っていてくれました。よかった。

思ったより深かったので、何度か錆漆を塗り重ね、

こちらも順調に、下塗り→乾燥→中塗り→乾燥を経て

金の粉を蒔きます。以前も書きましたが、私は金粉ではなく、真鍮粉を使っています。

こちらも、このまま乾燥に入ります。
まわりの余分な粉を拭き取っただけなので、

ちょっとした欠けが、一番あるあるですよね。
うつわの釉薬がブロンズ釉だったので、普通に欠けた部分を平らに埋めて、金粉を蒔いてしまうと、金継ぎをした感じがなくなってしまうので、あえてぷっくり仕上げを提案させていただいたものの、かわいいぷっくりが意外と難しくて、自分で提案したくせに、できないんじゃないかとひるみました笑。

同じ様に、金の粉を蒔きます。黄色いのは、汚さないためのマスキングテープです。

なかなかかわいくできたのではないでしょうか。
ここから乾燥に入ります。

錆漆を塗って、乾燥させたあと、通常は彫刻刀みたいなもので平らになるよう、綺麗に削りとっていくのですが、こちらだけは、ほぼ紙ヤスリで形を作り、足らない部分にまた錆漆を重ね、、、というのを3回くらい繰り返しました。
丸みって難しいものですね。
以上の皆様は、ここまできたのであとは乾燥が終われば、大丈夫!(なはず)
〈注意事項〉
金継ぎしたうつわは、電子レンジ、食洗機、オーブンは使えません!
それから、研磨剤やたわし(書かなくても使わないでしょうけど笑)などもNGです。
それから、乾燥しすぎもよくないので、(漆様は、高温多湿がお好き)、そのあたりも気をつけてあげてください。しまい込んでいた漆器が割れてた!とかと同じだと思っていただければ。
そして、最近始めた、お二方の分。

割れた方のうつわは、エッジを削り、くっつけました。もうお一人方のも、1つは割れ、もうひとつは欠けで、昨日、ひとつは麦漆で継ぎ、もうひとつは錆漆を塗りました。
こちらの4つは、まだ始めたばかりなので、また進んだらご報告しますね。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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さて、お客様からのお預かり品の進捗をお伝えしますね。

角が割れてしまったお皿。お預かりしたのは1月です。
そうなんですよね、そこをぶつけちゃうんですよね。

とりあえずくっついたの画。
割れをつけただけだと、隙間があいていたりするので、その隙間に錆漆を埋めていきます。

漆の下塗り→乾燥→中塗り→乾燥。
織部なので、この朱色のままでもなかなか素敵ですね。

金色の粉を蒔きます。

ここから最後の乾燥に入りますので、しばらくおまちくださいね。あと1ヶ月くらいかな。

すごく気に入って使ってくれていて、ある日「欠けた。ショック」という投稿を最後に登場しなくなったお皿。「どうしたかな。捨てちゃたかな。。。」と気になっていたけど、私の金継ぎのコース修了まで、捨てずに持っていてくれました。よかった。

思ったより深かったので、何度か錆漆を塗り重ね、

こちらも順調に、下塗り→乾燥→中塗り→乾燥を経て

金の粉を蒔きます。以前も書きましたが、私は金粉ではなく、真鍮粉を使っています。

こちらも、このまま乾燥に入ります。
まわりの余分な粉を拭き取っただけなので、

ちょっとした欠けが、一番あるあるですよね。
うつわの釉薬がブロンズ釉だったので、普通に欠けた部分を平らに埋めて、金粉を蒔いてしまうと、金継ぎをした感じがなくなってしまうので、あえてぷっくり仕上げを提案させていただいたものの、かわいいぷっくりが意外と難しくて、自分で提案したくせに、できないんじゃないかとひるみました笑。

同じ様に、金の粉を蒔きます。黄色いのは、汚さないためのマスキングテープです。

なかなかかわいくできたのではないでしょうか。
ここから乾燥に入ります。

錆漆を塗って、乾燥させたあと、通常は彫刻刀みたいなもので平らになるよう、綺麗に削りとっていくのですが、こちらだけは、ほぼ紙ヤスリで形を作り、足らない部分にまた錆漆を重ね、、、というのを3回くらい繰り返しました。
丸みって難しいものですね。
以上の皆様は、ここまできたのであとは乾燥が終われば、大丈夫!(なはず)
〈注意事項〉
金継ぎしたうつわは、電子レンジ、食洗機、オーブンは使えません!
それから、研磨剤やたわし(書かなくても使わないでしょうけど笑)などもNGです。
それから、乾燥しすぎもよくないので、(漆様は、高温多湿がお好き)、そのあたりも気をつけてあげてください。しまい込んでいた漆器が割れてた!とかと同じだと思っていただければ。
そして、最近始めた、お二方の分。

割れた方のうつわは、エッジを削り、くっつけました。もうお一人方のも、1つは割れ、もうひとつは欠けで、昨日、ひとつは麦漆で継ぎ、もうひとつは錆漆を塗りました。
こちらの4つは、まだ始めたばかりなので、また進んだらご報告しますね。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
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TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
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