お客様からの金継ぎ進捗状況など
- 2022/01/30
- 23:55
金継ぎのワークショップを一通り終えたところから、
Riyonでお買い上げいただいた陶器に限り、小さな欠けや簡単な割れを、あくまで練習ということで、お店にお持ちいただければ、無料でお直しします。
ということで、修復したい陶器の受付を始めました。また、
遠方の方や、お店に来られない方は、往復の送料のご負担をお願いします。金継ぎの修理自体はお代はいただきません。
自分のものならまだしも、人様のをお預かりするにはまだ早いので、今はまだ、小さな欠け程度の物に限定させていただいています。
遠方の方は、先にSNSのDMやコメントなどで、修理箇所の写真を見せていただいて、私がなんとか出来そうであれば(笑)送っていただければと思います。
たとえばこちらはお預かり品ですが、

みなさん1度はやったことがあるであろう、コツンとぶつけてしまった程度の、小さな欠けの例。

最終的に金(真鍮粉)で仕上がりました。

同じくちょっとぶつけてしまったもの。

こちらは銀(錫粉)仕上げ。
お色はご希望があれば、金、銀、黒、朱からお選びいただけます。おまかせの方は、お皿の色を見て私が決めちゃいます。
金は真鍮粉、銀は錫粉を使用します。
黒と朱は、粉は蒔かず、漆を固めた状態で仕上がりとなります。

黒仕上げのものがまだないので、写真は錫粉を蒔く手前の状態のものですが、参考までに。
黒っぽいうつわが欠けてしまったとき、欠けを目立たせたくない場合、黒仕上げは馴染みます。

こちらも朱仕上げのものがないので、まだ作業途中のものですが、赤の参考までに。
無料のお直しには2つの条件があります。
1つめは、
プロの金継ぎ師のようにはいきません。超初心者の腕でもいいよという懐の深い方。
一寸の狂いもなく、割れやヒビを、細い線1本で仕上げるようなことはまだ出来ません。
欠けた部分を、何事もなかったかのように、完全に平らに仕上げるようなことも出来ません。
欠けて気になっていた部分が、ひとまず元通りっぽくなってくれるならいいよ、という方のみ承ります。
2つめは、
お時間がかかってもいいよという方。
本物の漆を使うため、食器にも安心して使えるかわりに、どうしても乾燥に日数を要します。プロの金継ぎ師のような、湿度&温度管理ができる室を持っていないため、
割れた破片をくっつけて→乾燥→埋まっていない欠けを埋めて→乾燥→漆を塗って→乾燥→また漆を塗って→乾燥→再度漆を塗って、金を蒔き→乾燥
この「乾燥」の期間がまぁまぁ長いです(特に冬)。そんなわけで、すんなりいってもそこそこのお時間がかかってしまうので、忘れた頃に戻ってくるくらいのイメージです。それでもいいよという方。
最後に、最近、お客様からお預かりしたうつわの進捗状況です。

とりあえず第1段階としてくっつきました。が、乾燥にはまだまだお時間がかかります。

第一段階は終了。こちらも乾燥をまって、削ってみた感じで、再度錆漆が必要か判断します。どれも薄めの欠けながら、長いので、削りを相当慎重に行う必要がありそうです。

ひとまず1回目の埋めの作業完了。乾燥中。
ゆるく、気長にお待ちいただける方は、遠慮なく修理に出してください。
特に受付期間は決めていませんが、様子を見ながら随時、ブログやSNSにてお知らせいたします。

修理のうつわをお持ちになるとき、またはお送りいただくときは、割れてしまうことのないよう、新聞紙でもかまいませんので、緩衝材などで厚めに包んで送ってください。特にヒビが入った陶器は割れやすくなっていますので、ご注意ください。
では、引き続きおまちしております。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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Riyonでお買い上げいただいた陶器に限り、小さな欠けや簡単な割れを、あくまで練習ということで、お店にお持ちいただければ、無料でお直しします。
ということで、修復したい陶器の受付を始めました。また、
遠方の方や、お店に来られない方は、往復の送料のご負担をお願いします。金継ぎの修理自体はお代はいただきません。
自分のものならまだしも、人様のをお預かりするにはまだ早いので、今はまだ、小さな欠け程度の物に限定させていただいています。
遠方の方は、先にSNSのDMやコメントなどで、修理箇所の写真を見せていただいて、私がなんとか出来そうであれば(笑)送っていただければと思います。
たとえばこちらはお預かり品ですが、

みなさん1度はやったことがあるであろう、コツンとぶつけてしまった程度の、小さな欠けの例。

最終的に金(真鍮粉)で仕上がりました。

同じくちょっとぶつけてしまったもの。

こちらは銀(錫粉)仕上げ。
お色はご希望があれば、金、銀、黒、朱からお選びいただけます。おまかせの方は、お皿の色を見て私が決めちゃいます。
金は真鍮粉、銀は錫粉を使用します。
黒と朱は、粉は蒔かず、漆を固めた状態で仕上がりとなります。

黒仕上げのものがまだないので、写真は錫粉を蒔く手前の状態のものですが、参考までに。
黒っぽいうつわが欠けてしまったとき、欠けを目立たせたくない場合、黒仕上げは馴染みます。

こちらも朱仕上げのものがないので、まだ作業途中のものですが、赤の参考までに。
無料のお直しには2つの条件があります。
1つめは、
プロの金継ぎ師のようにはいきません。超初心者の腕でもいいよという懐の深い方。
一寸の狂いもなく、割れやヒビを、細い線1本で仕上げるようなことはまだ出来ません。
欠けた部分を、何事もなかったかのように、完全に平らに仕上げるようなことも出来ません。
欠けて気になっていた部分が、ひとまず元通りっぽくなってくれるならいいよ、という方のみ承ります。
2つめは、
お時間がかかってもいいよという方。
本物の漆を使うため、食器にも安心して使えるかわりに、どうしても乾燥に日数を要します。プロの金継ぎ師のような、湿度&温度管理ができる室を持っていないため、
割れた破片をくっつけて→乾燥→埋まっていない欠けを埋めて→乾燥→漆を塗って→乾燥→また漆を塗って→乾燥→再度漆を塗って、金を蒔き→乾燥
この「乾燥」の期間がまぁまぁ長いです(特に冬)。そんなわけで、すんなりいってもそこそこのお時間がかかってしまうので、忘れた頃に戻ってくるくらいのイメージです。それでもいいよという方。
最後に、最近、お客様からお預かりしたうつわの進捗状況です。

とりあえず第1段階としてくっつきました。が、乾燥にはまだまだお時間がかかります。

第一段階は終了。こちらも乾燥をまって、削ってみた感じで、再度錆漆が必要か判断します。どれも薄めの欠けながら、長いので、削りを相当慎重に行う必要がありそうです。

ひとまず1回目の埋めの作業完了。乾燥中。
ゆるく、気長にお待ちいただける方は、遠慮なく修理に出してください。
特に受付期間は決めていませんが、様子を見ながら随時、ブログやSNSにてお知らせいたします。

修理のうつわをお持ちになるとき、またはお送りいただくときは、割れてしまうことのないよう、新聞紙でもかまいませんので、緩衝材などで厚めに包んで送ってください。特にヒビが入った陶器は割れやすくなっていますので、ご注意ください。
では、引き続きおまちしております。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
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