ユージーン・スタジオ「新しい海」展
- 2021/12/26
- 23:27
東京都現代美術館に行ってきました。

最寄り駅は清澄白河ですが、私はバスでいきました。
東京駅や新橋駅などからでていて、美術館前に停留所があります。

いいお天気でしたね。すごく寒かったけど。こう見ると青が深いな。
さて、今日の目的はユージーン・スタジオ「新しい海」展
余談ですがコロナ以降、どの美術館も人数制限などを設けていることが多く、前売りで完売していることもあるので、行く前にチェックして、あらかじめオンラインでチケットを買ってから行っています。

ユージーンスタジオについて、美術館の解説より抜粋。
「ユージーン・スタジオは寒川裕人(Eugene Kangawa、1989年アメリカ生まれ)による日本を拠点とするアーティストスタジオで、平成生まれの作家としては当館初となる個展です。
個人的な関心から美術史、過去の事象や文明などの主題を並列に昇華させた作品群は、単なる二次元的なヴィジョンではなく、社会の環境や循環の中で生きる私達の存在を起ち上がらせます。歴史の転換点ともいうべき現在、批判や皮肉から立脚する表現ではなく、現実を見据えて未来へと漕ぎ出すための叡智を喚起させる作品群をぜひご高覧ください。」

1つめの作品は。何も描かれていない真っ白なカンヴァス。
実は多くの人の接吻が重なっているのだそう。そのためタイトルは人名が連なっている。その人達は国、地域、言語、信仰、何もかもが違う。

「海庭」
広い部屋に、かすかに水面が波立っている。
鏡に映ることで、水平線はかなたまでひろがるように見える。
それにしても私達は、なぜ水面にこんなにも惹かれるのか。心にいつの間にか出来てしまった皺が、アイロンをかけたかのように綺麗に伸びていくのを感じる。

こちらも1枚目のように、真っ白なカンヴァスに見える。
しかし近づいてよく見ると、点描によって出来ていて、しかも微妙に色が異なることに気づきます。

この点描1つひとつは、私達と同じなのではないでしょうか。
人間も、宇宙からみたら(実際には宇宙から人は見えないだろうけど)皆同じに見えます。大地と人の区別など付きません。
だけど、近くで見ると、着ているものもちがうし、髪の色も違う。考え方も違うから、隣の人と同じわけがない。

何面体もあるサイコロ。大きさもそれぞれ違います。
「出た目の数、配置は偶発的なものであり、日々、サイコロは振られるため、二度と同じ状態になる日はない。」
解説にはこうあります。
私は宮島達男氏のデジタルカウンターがよぎりました。
時計の速さは誰にとっても同じなのに、人によってその感じ方は異なるのだから。

1日で書こうとすると長くなることに気付いたので、続きは明日にします。
ガツンときたというとちょっと違うのですが、禅と言ったらいいすぎなのかな。想像以上によい展覧会でした。
ではまた明日。おやすみなさい。
東京都現代美術館・ユージーン・スタジオ「新しい海」展について詳しくはコチラ
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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最寄り駅は清澄白河ですが、私はバスでいきました。
東京駅や新橋駅などからでていて、美術館前に停留所があります。

いいお天気でしたね。すごく寒かったけど。こう見ると青が深いな。
さて、今日の目的はユージーン・スタジオ「新しい海」展
余談ですがコロナ以降、どの美術館も人数制限などを設けていることが多く、前売りで完売していることもあるので、行く前にチェックして、あらかじめオンラインでチケットを買ってから行っています。

ユージーンスタジオについて、美術館の解説より抜粋。
「ユージーン・スタジオは寒川裕人(Eugene Kangawa、1989年アメリカ生まれ)による日本を拠点とするアーティストスタジオで、平成生まれの作家としては当館初となる個展です。
個人的な関心から美術史、過去の事象や文明などの主題を並列に昇華させた作品群は、単なる二次元的なヴィジョンではなく、社会の環境や循環の中で生きる私達の存在を起ち上がらせます。歴史の転換点ともいうべき現在、批判や皮肉から立脚する表現ではなく、現実を見据えて未来へと漕ぎ出すための叡智を喚起させる作品群をぜひご高覧ください。」

1つめの作品は。何も描かれていない真っ白なカンヴァス。
実は多くの人の接吻が重なっているのだそう。そのためタイトルは人名が連なっている。その人達は国、地域、言語、信仰、何もかもが違う。

「海庭」
広い部屋に、かすかに水面が波立っている。
鏡に映ることで、水平線はかなたまでひろがるように見える。
それにしても私達は、なぜ水面にこんなにも惹かれるのか。心にいつの間にか出来てしまった皺が、アイロンをかけたかのように綺麗に伸びていくのを感じる。

こちらも1枚目のように、真っ白なカンヴァスに見える。
しかし近づいてよく見ると、点描によって出来ていて、しかも微妙に色が異なることに気づきます。

この点描1つひとつは、私達と同じなのではないでしょうか。
人間も、宇宙からみたら(実際には宇宙から人は見えないだろうけど)皆同じに見えます。大地と人の区別など付きません。
だけど、近くで見ると、着ているものもちがうし、髪の色も違う。考え方も違うから、隣の人と同じわけがない。

何面体もあるサイコロ。大きさもそれぞれ違います。
「出た目の数、配置は偶発的なものであり、日々、サイコロは振られるため、二度と同じ状態になる日はない。」
解説にはこうあります。
私は宮島達男氏のデジタルカウンターがよぎりました。
時計の速さは誰にとっても同じなのに、人によってその感じ方は異なるのだから。

1日で書こうとすると長くなることに気付いたので、続きは明日にします。
ガツンときたというとちょっと違うのですが、禅と言ったらいいすぎなのかな。想像以上によい展覧会でした。
ではまた明日。おやすみなさい。
東京都現代美術館・ユージーン・スタジオ「新しい海」展について詳しくはコチラ
お洋服と和のうつわと珈琲豆のセレクトショップ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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