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知らないことを知ろうとすること、その経緯。

いつだかのSWITCHの録画を観ていたら、大竹伸朗氏が出ていました。

伊香保にある原美術館ARC、1つ目の部屋の最後の作品が、確か大竹伸朗氏の作品だった記憶。写真撮影がNGだから、うろ覚えなのですが、コラージュしたような作品があったんじゃなかったかな。

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また、昨年の香川、直島観光で行きたかったのに行けなかったポイントの1つ、直島銭湯「I♡湯」も、大竹氏の世界が反映されたものでした。

「若い頃、60代にもなれば、もっと楽しく作りたいものを作っていると思っていたけど、全然そうならなかった。」
歳を重ねれば、知識や技術は身についていきますから、それによって「わかった気」になることも増えてしまいます。知ろうとすることにも体力が必要です。ですが、むしろ「わからないことが増えた」と言えるその探求心に、芸術家たる資質(なんか偉そうに書いちゃってるけど、上から目線で言いたいのではなくて、ぴったりの語彙が見つからない)のようなものを感じます。


どんな世界も、努力したところで必ずしも報われるとは限りません。それはどんな業界にも言えることです。
その収入で生活が出来て、はじめてプロになったと言える、といったような風潮があります。

たしかにそうかも知れないけど、好きかどうかということと、それでご飯を食べていけるかどうかは別問題です。
それでも続けてしまうこと、気づけばそれについて考えていた、というものが「好き」なことであり、それこそが作品作りの最も純粋な部分であるように思います。




対談相手は写真家の石川直樹氏だったのですが、カメラを持ってエベレストを登るだなんて、普通は到底考えられないことです。
実際、吐く息がカメラの上に乗って凍ってしまうから、それを取り除きながら進まなければいけないのだそう。

大竹氏は言いました。

本来カメラなんて、重い塊なのだから、真っ先に省きたくなるはず。
だからこそ、試されている感じがする。
それを持ってまで行くのかと。

でも、石川氏の写真を見ていると、持っていかないという選択肢はないように思えます。

「未知のものを知りたい。
人間の内に湧き出るものを知りたい。」という石川氏。今は、渋谷のネズミを撮っているそうです。私も歩いているときに横切られて踏みかけましたが、渋谷のネズミってとっても大きいんですよね。石川氏が撮影する渋谷のネズミは、それこそバンクシーが描くネズミの絵みたい。

人工的な都市の中で動物の野生が目覚めていくというのを感じて、遠くにいかなくても、すぐそばに未知のものはあるんだと気づいたといいます。

「地理的な未知の空白は無くなってきてるけど、自分の中に出会う未知は全くなくならない」

あぁ、たしかに。
お二人に共通するのは、知らないことを知ろうとするその経緯を楽しむんでいるのではないかということでした。
世の中には知らないことがたくさんあります。子供の頃の様に「知りたい!」と思うその好奇心こそが、成長とキラキラを与えてくれる気がします。
 
 
 
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