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うつわをコーディネートしているとお腹がすく笑

昨日のブログで、統一感を出すのに一番簡単なのは、同じ作家の、同じシリーズで揃えることだけど、なかなかそうもいかないから、作り手がバラバラでも、どうしたらうまくまとめられるかなというお話を書きました。今日も続きをお話していきますね。


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こんな感じで食器を並べると、なにが見えてくるでしょうか。

丼にうどん、まな板皿に天ぷら。丼に冷や汁、まな板皿にチキン南蛮、丼にビビンパ、まな板更にナムル盛り合わせなど、いろんなパターンが楽しめる組み合わせ。

お皿を選ぶ前に、まずは今日のお料理の主役を考えます。ここではたとえば今日のメインはてんぷらにしたとします。
天ぷらがいきるお皿を選びます。もちろん平らなおさらである必要はなくて、その日の気分でメインのお皿を決めます。ここではこのまな板皿を選びました。

そうすると、必然的に、これとは違うテイストのものや柄物は合わせにくくなります。
絵柄のあるものは合わせにくいのですが、ここでは笠間焼のまな板更に対して、陶邑(すえむら)焼の酒器が、なんとなく柄も似ているし、釉薬はちがうけれど、テイスト的には渋さなど、大きくわければ同じなので、合わせてみました。

ここで丼までも柄のあるものだとしつこくなってしまうので、存在感がないようで、実は「主張しすぎない」という意味で大きな役割を担っている、マットな質感の白を選びました。

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逆にこちらは、白をベースにスタイリッシュにまとめてみました。

飯碗とカップは同じ作家さんですが、まな板皿は違います。一言で白といっても様々ですし、全体的に白でまとめようとする場合、お洋服でもそうですが、差し色を考えます。

たとえばエビチリなどの場合、赤が映えますし、ジェノベーゼなら緑が映えます。この様に平らなお皿なら、お刺身やお寿司、ローストビーフ、キムチなどのおつまみ3種盛などにも使えます。

もし、お料理自体に差し色になるような色が入らない場合は、ランチョンマットで鮮やかな色をさしてもいいし、食卓にお花やグリーンなどを飾ってもいいですね。

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おちょこだけ作家がちがいますが、他3つがブロンズ釉で光っているので、同じようにやや鈍い光を放つものを選びました。
ここでは高台付の蓋物が良いお仕事をしていて、何が入っているかわからないワクワク感もありますし、ペタンコの豆皿、やや高さのある丸皿とおちょこ、そしてひとつだけ背の高い蓋物といった具合に、高さに変化がつくことで、立体感がでています。

もし、全体的に高さが同じになってしまったら、サラダを取り分けずに深さのある大鉢にいれて、テーブルの真ん中にドンとおいたり、背の高い花器を、やはりテーブルの端か真ん中に飾ってもいいですね。



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今日、お客さまたちと、このお皿ならこんなのもいいねという話をしていたのですが、そういった想像を膨らませているのって、とても豊かな時間です。

明日も美味しいお食事をいただきましょう。
 
 
 
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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Author:Riyon
埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
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