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角川武蔵野ミュージアム

「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」

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人間の証明という映画をご存知でしょうか?

私は知りませんでした。お客様が教えてくれました。
知らなかったので後から調べたところ、このセリフは、西條八十(さいじょうやそ・東京行進曲や青い山脈などの作詞をした)の詩から引用されたものだそうです。


お客様と、埼玉県所沢市にある、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。
高速を使って熊谷から約1時間。11月にグランドオープンして、絶対混んでいるだろうと様子を見ようと思っていたのですが、結局行ってしまいました。

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到着し、見上げるとそこにはラスボスがいそうな岩がそびえたっていました(手前に座っているワンコはラスボスではない)。

上にいくに従って、覆いかぶさってくるような迫力があり、雲ひとつない空を切り裂いています。設計デザインは隈研吾氏。

この地は大規模な地殻変動によって形成されたフォッサマグナという巨大な溝に関東ローム層の土が堆積したところ。
隈研吾氏はこのミュージアムを「大地から隆起してきたような」あるいは「大地の深いところに突き刺さっているような」建築にしたかったのだそうです。


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知らないうちにお客さまが撮っていてくれました。何を見てたんだろう。

中に入るにはチケットが必要です。
角川武蔵野ミュージアムのサイトからチケット予約ができるようになっています。

チケットは日にちだけでなく、時間も指定します。
たとえば私は今日、1月31日、13時~14時
というチケットを予約していました。

チケット(QRコード)さえあれば再入場も出来るのですが、再入場出来るのは入場時間から3時間ときまっています。
ですから私の場合は16時までということになります。


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大友以前、大友以降。

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奥には高さ約8mで360度本棚に囲まれた、約3万冊もの蔵書を誇る本棚劇場があります。

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そこで定期的に始まるのがプロジェクションマッピング。先程の「人間の証明」や、「野生の証明」のシーンやセリフが流れます(流れますって。。。知らなかったくせに)。

そういえば、ちょうど森村誠一さんのコーナーが設けられていました(森村誠一の小説であることもさっき知ったんだけど)。

プロジェクションマッピングは、30分毎に定期的に行われます。だいたい3分ほどでおわります。

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他の部屋では展覧会などが行われていました。こちらは塩でできているそうです。

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武蔵野(東京・埼玉)の歴史をたどるお客様たち。

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この何もない白いボード。手前のQRコードを読み込んでカメラを起動し、再度ボードをスマホで見ると

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こちらは武蔵野(東京、埼玉)のあらゆる山をダイダラボッチが運んでいる姿が見えます。ダイダラボッチって、もののけ姫に出てきたのとだいぶ姿が違います。

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上からもプロジェクションマッピングを見ました。

もしかしたらここにある本の殆どが、スマホひとつで読めてしまうのかもしれません。
しかしながら本は、「情報を得る」という役割だけでなく、紙媒体であることに価値があるものってたくさんあると思うんです。

「どの本に価値がある」のではなくて、個人こじんにとっての想いです。それぞれにおいての価値です。
内容が好きな本。表現が好きな本。想い出が詰まった本。

それらは、手にとれるところにおいておきたい、紙の本。何冊分も片手のひらで持てるものではなく、ずっしりと重い本。もしかしたらところどころ折ってしまっていたり、汚してしまっていたり。そんな本です。
 

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