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香川旅行その2。直島・地中美術館編

その日は朝から直島に向かうため、高松港に向かいました。

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高松から直島に向かうフェリーには、車と共に乗り込みました。フェリー自体、高校時代の修学旅行で乗ったきりで、実はそちらにも興奮。車のチケットは、運転手の分しか入っていないので、複数名で行くときはその分のチケットも必要となります。

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朝の天気予報で最高気温だけを見て準備した私は、海から吹く容赦ない風に耐えきれずタイツを購入しました。
ダウンコート着てたんですけどね笑。

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というわけで、海に無条件に興奮してしまう私達を載せた船は、直島に向かう途中、女木島(めぎじま)という島の近くをとおりかかったのですが、なんとここ、あの桃太郎に出てくる鬼ヶ島なのだそうです。

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ここ直島は、アートの島で、以前お取引先の方がここのお祭りのお話をしていたときに、いつだかTVでみたアートの島は直島というのだと知りました。それからずっと行ってみたいと思っていました。

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この日は1日、お友達の森亮平くんが付き合って、運転までしてくれてました。おかげで限られた時間の中、効率よくまわることができました。しかもやけに大荷物だなと思ったら、バックパックいっぱいに、カメラの機材が入っていました笑。


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地中美術館へのアプローチに、モネの睡蓮の絵画のような池がありました。

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撮影NGのため、写真は入り口まで。
地中美術館とは、景観を損なわないよう、建物の大半が地下に作られているんだけど、地下なのに、館内のほとんどの作品を自然光で見ることができます。

安藤忠雄氏設計の建築で、私はなんとなく綺麗とかすごいとか、とても抽象的にしか捉えられていなかったのだけれども、亮平くんは建築系のお仕事をされていることもあり、何がどうすごいのかを教えてくれました(よく理解はできてないけど)。


ある部屋では入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。恐る恐る入った部屋は白い壁に囲まれ、天井の隙間からは光がもれ、壁に飾られたモネの絵画を柔らかく照らしています。

私は部屋の真ん中に立ったり、近くに寄ってみたり、あらゆる角度でそれらを見ました。

後で調べたんだけど、モネは光の変化と季節の移り変わりをとらえるために、時間帯や視点を変えて何度も同じ風景を描くという手法を使っていたらしいです。
あるとき友人の画家に「自然光をアトリエで再現することはできない」と、戸外で制作するよう誘われたことがあったそうで、それ以降、自然の光の中での色彩を探求するようになったのだとか。

なるほど、それを知っていたらきっとこの自然光でみるモネの絵画は、さらに感慨深かったに違いありません。


ウォルター・デ・マリアの作品は、大きな階段の途中に大きな球体があり、壁には27体の金箔を施した木製の彫刻が置かれています。
日の出と日没、季節による太陽の変化に、あらゆる表情を見せてくれるであろう空間です。


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でも、私がこの日もっとも驚いたのはジェームズ・タレルの作品だったかもしれません。
暗い部屋に階段があり、その上にスクリーンのようなものがみえます。
階段を昇るよう指示されて、一番上の段まで行ったとき、もう一歩進むように言われます。
スクリーンのようなものは一つの部屋になっていて、その一番奥の壁が青く光っています。
その部屋に入り、前に進んでいくのですが、一番奥の壁ギリギリまでは進むことが許されません。

後ろを振り返ると、さっき自分が昇った階段のある部屋の色は少しずつ変わっていて、なんならすでに部屋ではなくスクリーンのようにも見えます。下を見たり、天井を見たり、また奥の壁を見たりしているうちに、影もない私は一体どこにいるのかと、軽くパニックになります。出口がないようにも見えるし、一番奥だと思っていた部屋の角がどこなのかもわからなくなります。

写真がないから、何を言っているかわからないかもしれないけれど、だとしても、言葉で説明しようとすることの難しさを実感しています。そもそも、この説明が意味をなさないことも感じています。


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地中美術館は完全予約制で、私は何も考えずに12時の回を取ったんだけど、先程も書いたように自然光なので、時間によって太陽の傾きや、季節によっても光の入り具合が違うわけですから、次回は行く時間や季節を変えて行ってみたいな。

地中美術館の話だけで長くなってしまったので、今日はここまで笑。おやすみなさい。

 
 
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