香川旅行その3。直島編
- 2020/12/16
- 23:53
地中美術館を後にして、ベネッセハウスミュージアムや、島のあちこちに点在するアート作品を見て歩きました。

バスは出てるけど、そんなに本数もないので、待ってる時間が勿体無いから基本徒歩で。

これは。。。なんだろうか。

これも。。。なんだろうか。笑

中でも面白かったのは、「平面によって2分割された円筒」
芝生の上に急に現れた反射ガラスで作られた円形の部屋。この状態では中の様子は見えません。

鏡のように映る手前の風景と、透けて見える向こう側の風景が重なりあい、二つある入り口、それぞれから中に入ってみると、あちら側にいる2人の身体は透き通り、風景が見えます。
そこに自分自身の姿も映り込み、区別ができなくなってきます。

これは亮平くんが撮った不思議な1枚。
あちら側にいる人の体の向こうにあるものは、本来見えない。見えないはずのものが、全て見える。
もしかしたら物事は、自分自身が様々な角度から見ようとしないことで、見えないと思い込んでいるだけかもしれません。

「座って覗く」以外の柔軟な頭がほしい笑。
本村地区は、また少し違う姿を見せてくれます。家プロジェクトと言って、古い家屋を改修し、アーティストが家そのものを作品にするプロジェクトです。

時間の経過を感じる、焼いた杉の壁が連なる街並みに、突然現れるポップな壁。

黒電話のコードを指に巻き付ける、昭和を感じさせる1枚。さすがクリス笑。

このエリアにはANDO MUSEUMもあり、見てきたばかりの地中美術館など、安藤氏が手がけた建築物のスケッチや模型を見ることができます。

いってしまえばただの建物なのに、少し角度が違うだけで、なぜあんなにも奇妙な感覚に襲われるのか。

私たちの目は、いつも不確かなものを信じてバランスを保っているのかもしれません。

その作品を誰がどんな気持ちで創ろうとも、それを見た人の受け取り方は全員違うだろうから、1つの作品から何通りもの楽しみ方が生まれるといえます。
また、この日1日運転や案内をしてくれた、森亮平くんの写真は、私の撮った立体感のない写真とは明らかに空間の切り取り方が違っていました。

被写体となるものの先にあるものを、見た人に想像させることもまた、アートであると感じました。時の流れを感じさせない、息をのむような作品も素敵だけれども、生活や旅行は、その瞬間瞬間、時計の針は動いています。
亮平くんも、そして父母が浜の写真を撮ってくれたカッシーもそうなんだけど、彼らの作品を見ていると、芸術はただのモノではなく捉え方であるという証明になります。

直島は全然時間が足りませんでした。今度は暖かい時期に、またゆっくり行きたいな。

お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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バスは出てるけど、そんなに本数もないので、待ってる時間が勿体無いから基本徒歩で。

これは。。。なんだろうか。

これも。。。なんだろうか。笑

中でも面白かったのは、「平面によって2分割された円筒」
芝生の上に急に現れた反射ガラスで作られた円形の部屋。この状態では中の様子は見えません。

鏡のように映る手前の風景と、透けて見える向こう側の風景が重なりあい、二つある入り口、それぞれから中に入ってみると、あちら側にいる2人の身体は透き通り、風景が見えます。
そこに自分自身の姿も映り込み、区別ができなくなってきます。

これは亮平くんが撮った不思議な1枚。
あちら側にいる人の体の向こうにあるものは、本来見えない。見えないはずのものが、全て見える。
もしかしたら物事は、自分自身が様々な角度から見ようとしないことで、見えないと思い込んでいるだけかもしれません。

「座って覗く」以外の柔軟な頭がほしい笑。
本村地区は、また少し違う姿を見せてくれます。家プロジェクトと言って、古い家屋を改修し、アーティストが家そのものを作品にするプロジェクトです。

時間の経過を感じる、焼いた杉の壁が連なる街並みに、突然現れるポップな壁。

黒電話のコードを指に巻き付ける、昭和を感じさせる1枚。さすがクリス笑。

このエリアにはANDO MUSEUMもあり、見てきたばかりの地中美術館など、安藤氏が手がけた建築物のスケッチや模型を見ることができます。

いってしまえばただの建物なのに、少し角度が違うだけで、なぜあんなにも奇妙な感覚に襲われるのか。

私たちの目は、いつも不確かなものを信じてバランスを保っているのかもしれません。

その作品を誰がどんな気持ちで創ろうとも、それを見た人の受け取り方は全員違うだろうから、1つの作品から何通りもの楽しみ方が生まれるといえます。
また、この日1日運転や案内をしてくれた、森亮平くんの写真は、私の撮った立体感のない写真とは明らかに空間の切り取り方が違っていました。

被写体となるものの先にあるものを、見た人に想像させることもまた、アートであると感じました。時の流れを感じさせない、息をのむような作品も素敵だけれども、生活や旅行は、その瞬間瞬間、時計の針は動いています。
亮平くんも、そして父母が浜の写真を撮ってくれたカッシーもそうなんだけど、彼らの作品を見ていると、芸術はただのモノではなく捉え方であるという証明になります。

直島は全然時間が足りませんでした。今度は暖かい時期に、またゆっくり行きたいな。

お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
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埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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