ライフスタイルを売る電気やさん
- 2016/02/29
- 21:39
たまに行く二子玉川の蔦屋は、代官山のそれとは少し違います。
二子玉の蔦屋に家電がおかれていることはご存知の方も多いと思いますが、(まぁ、店名が蔦屋家電ですしね(笑))
昨年、ここを知ったとき、とても驚きました。

こんにちは。
珈琲豆・陶器・ミセスファッション
熊谷のセレクトショップ【Riyon】みわです。
初めて行ったのは、オープンして2ヶ月ほど経過したときでした。
珈琲を飲みながら本を読む蔦屋なら代官山でいい。
そう思っていたからでした。
蔦屋家電が二子玉にできたのは、「代官山にほしいもの」がカフェや本屋だったのに対して、「二子玉川に欲しいもの」が、映画館と家電量販店だったから。
一般的な家電量販店は「これがこれだけ安いですよ!」「こんなにたくさんの種類がありますよ!」といった具合に並んでいます。
だからたとえば
「自宅のリビングはこんな感じで、これくらいの広さです。機能はこれくらいのものがいいんですけど、どれがいいでしょうか?」
求めるものを探すには、店員さんに事細かく説明し、それを理解してもらったうえで提案してもらうか、店員さんがあまりにもお忙しそうで、申し訳なくて話しかけることすら出来ないお店では、カタログを見て、自分で比較して選ばなければいけない。得意でない人は、これだけで疲れてしまいますよね。

そこまでを、ぽーんと抜かして、いきなりコーディネーターが「こういう空間が好きですか?じゃあ、これはどうでしょうか?」
と独自の視点でセレクトして並べてあるのが、蔦屋家電です。
物の量で勝負するのではなく、“モノ”を通じて“生活”を提案する。
たくさんの種類のソファがゆったりと置かれ、スタバの珈琲と本を、思いおもいに楽しむ。
当然のことながら、蔦屋家電の電化製品の前に立つのは、その空間が好きな人です。
カフェならその辺にもあるし(なんならスタバは隣のお店にも入っています)、本やさんもその辺にある。
それでもそこに行く意味は、居心地がいいというだけではなく、自分の望むライフスタイルがそこにあり、想像しやすいから。

その空間が好きな人にとって、すでに「提案」が置かれているから、受け入れやすい。
もちろん、コンシェルジュに相談することもできます。(私は買ったことがないから、細かいところはわかりませんが、いたるところにスタッフさんがいらっしゃるので、困らなそうです)
因みにコンシェルジュは、家電量販店の経験者より、たとえば調理器具なら、料理やお弁当をよく作る人など、それを実際に使う機会の多い人を基準に選んでいるらしいです。
陳列の仕方も、面白い。
オードリー・ヘプバーンや、マリリン・モンローが表紙のおしゃれな本と共に、ドライヤーが陳列してあります。
まるでインテリアの一部のように。
健康になるための本の近くには、ジョギングなどで使うための健康器具が並べられています。
私は、家電量販店にたくさんの種類が並んでいるのを見るのは、わりと好きです。なにがどう違うのかわからないけど、見てるのはおもしろい。でも、「さあ、どれにしようか」といよいよ本気で考えだすと、店員さんに相談にのってもらわないとわかりません。
モノならいっぱいある。
消費者はもう、様々な機能がついた、沢山の種類の家電が存在することくらい、知っています。
だから、機能が少しだけよくなった新商品が、お店に大量に並んでいてもよくわからない。
「買う」という行為そのものは、手段にすぎません。
目的(欲しいもの)は、その商品を手に入れた先にある、心が躍る生活です。
この調理器具を買ったら、子供と一緒に料理しようかな!
この扇風機、リビングのインテリアにぴったり!
おしゃれなアイロン!使わないときもしまわずに、むしろ見せたい!
そんな風にイメージできて、はじめて商品を買うのです。
「 本が好きな人」
「カフェが好きな人」
そして「なんとなくあの雰囲気が好きな人」
なんとなく足が向くというのは、既に1度でもそこに行き、満足したという経験に基づく「そこにいけばいい気分を味わえる。何かを得られる」という確信に近い願望があるからですよね。
いちいち理由なんか考えずに足がむくお店。見えない感覚。でも、確かな幸福感を与えるお店。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :10時~18時
おやすみ:日/祝/第1・3月曜

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二子玉の蔦屋に家電がおかれていることはご存知の方も多いと思いますが、(まぁ、店名が蔦屋家電ですしね(笑))
昨年、ここを知ったとき、とても驚きました。

こんにちは。
珈琲豆・陶器・ミセスファッション
熊谷のセレクトショップ【Riyon】みわです。
初めて行ったのは、オープンして2ヶ月ほど経過したときでした。
珈琲を飲みながら本を読む蔦屋なら代官山でいい。
そう思っていたからでした。
蔦屋家電が二子玉にできたのは、「代官山にほしいもの」がカフェや本屋だったのに対して、「二子玉川に欲しいもの」が、映画館と家電量販店だったから。
一般的な家電量販店は「これがこれだけ安いですよ!」「こんなにたくさんの種類がありますよ!」といった具合に並んでいます。
だからたとえば
「自宅のリビングはこんな感じで、これくらいの広さです。機能はこれくらいのものがいいんですけど、どれがいいでしょうか?」
求めるものを探すには、店員さんに事細かく説明し、それを理解してもらったうえで提案してもらうか、店員さんがあまりにもお忙しそうで、申し訳なくて話しかけることすら出来ないお店では、カタログを見て、自分で比較して選ばなければいけない。得意でない人は、これだけで疲れてしまいますよね。

そこまでを、ぽーんと抜かして、いきなりコーディネーターが「こういう空間が好きですか?じゃあ、これはどうでしょうか?」
と独自の視点でセレクトして並べてあるのが、蔦屋家電です。
物の量で勝負するのではなく、“モノ”を通じて“生活”を提案する。
たくさんの種類のソファがゆったりと置かれ、スタバの珈琲と本を、思いおもいに楽しむ。
当然のことながら、蔦屋家電の電化製品の前に立つのは、その空間が好きな人です。
カフェならその辺にもあるし(なんならスタバは隣のお店にも入っています)、本やさんもその辺にある。
それでもそこに行く意味は、居心地がいいというだけではなく、自分の望むライフスタイルがそこにあり、想像しやすいから。

その空間が好きな人にとって、すでに「提案」が置かれているから、受け入れやすい。
もちろん、コンシェルジュに相談することもできます。(私は買ったことがないから、細かいところはわかりませんが、いたるところにスタッフさんがいらっしゃるので、困らなそうです)
因みにコンシェルジュは、家電量販店の経験者より、たとえば調理器具なら、料理やお弁当をよく作る人など、それを実際に使う機会の多い人を基準に選んでいるらしいです。
陳列の仕方も、面白い。
オードリー・ヘプバーンや、マリリン・モンローが表紙のおしゃれな本と共に、ドライヤーが陳列してあります。
まるでインテリアの一部のように。
健康になるための本の近くには、ジョギングなどで使うための健康器具が並べられています。
私は、家電量販店にたくさんの種類が並んでいるのを見るのは、わりと好きです。なにがどう違うのかわからないけど、見てるのはおもしろい。でも、「さあ、どれにしようか」といよいよ本気で考えだすと、店員さんに相談にのってもらわないとわかりません。
モノならいっぱいある。
消費者はもう、様々な機能がついた、沢山の種類の家電が存在することくらい、知っています。
だから、機能が少しだけよくなった新商品が、お店に大量に並んでいてもよくわからない。
「買う」という行為そのものは、手段にすぎません。
目的(欲しいもの)は、その商品を手に入れた先にある、心が躍る生活です。
この調理器具を買ったら、子供と一緒に料理しようかな!
この扇風機、リビングのインテリアにぴったり!
おしゃれなアイロン!使わないときもしまわずに、むしろ見せたい!
そんな風にイメージできて、はじめて商品を買うのです。
「 本が好きな人」
「カフェが好きな人」
そして「なんとなくあの雰囲気が好きな人」
なんとなく足が向くというのは、既に1度でもそこに行き、満足したという経験に基づく「そこにいけばいい気分を味わえる。何かを得られる」という確信に近い願望があるからですよね。
いちいち理由なんか考えずに足がむくお店。見えない感覚。でも、確かな幸福感を与えるお店。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :10時~18時
おやすみ:日/祝/第1・3月曜

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