高校野球の音。
- 2020/08/12
- 23:53
ペルセウス座流星群がまったくみえない夜。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

雲の隙間から見えないかなと少し見ていたけど諦めました。星が1つ、見えるだけでした。
昨日は暑かったですね。群馬県伊勢崎市では40.5度を観測したそうで、熊谷も39.5度と暑かったです。昨日食事を摂るときにTVをつけてみたら、ちょうど甲子園での交流試合をやっていて、夏の音が鳴り響いていました。球児たちも暑いはず。
埼玉からは花咲徳栄(はなさきとくはる)、群馬からは健大高崎と桐生第一がでているようです。暑くて大変だけど、どの学校も頑張ってほしいな。甲子園の土が踏みたくて、一生懸命練習してきたんだもんね。私の母校は出ていないけれど、高校野球の映像を見るたびに、高校生の頃、野球部の応援にいったことを思い出します。
すっごく暑くて、ペットボトルを凍らせて持っていくんだけど、すぐとけちゃうの。応援のバスに乗り込む前に、駅前のファミマで、よく豆腐そうめんを買っていたというどうでもいいことまで思い出しました笑
私は吹奏楽部で、コントラバスという楽器を担当していました。
コントラバスは弦楽器でとても重く大きく、運動部の応援には適していませんから、野球部やサッカー部の応援の際は、パーカッション(主にスネア)を担当していました。
校歌のほかにも何曲か応援用の曲が決まっていて、(今思い出したけど、なぜか一度だけ日テレの電波少年用にねこなんだもんっていう曲を演奏したこともあったな)、ヒットを打ったら狙いうち(山本リンダの曲)、ここぞというときにはマグナという曲を演奏するよう、野球部だか応援団だかから、大きな文字で書かれた紙が掲げられ、そのとおりに演奏していました。
甲子園に鳴り響く音は特別な音。きっと球児たちにとって、特に最後の年だった選手にとって、今年はいろんな意味で特別な年になってしまったと思います。

「ポケットに名言を」という寺山修司の文庫本を買ったのは、もう10年以上前のことなんだけど、そこに太宰治のこんな一節があります。
「死のうと思っていた。今年の正月。よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれてゐた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きてゐようと思った」
この文章からは、とても強い生への執着を感じます。人っていうのは、ひとつの反物からをも希望にしてしまうくらい、強く生きていく力を持っているものだと感じます。
甲子園の音はこころなしか寂しく聞こえるかもしれない。うちのお客さまたちは、お嬢さんや息子さんたちが、バイキン扱いされたり、お父さんやお母さんが村八分にされたら嫌だからと、帰省を諦める方が多いため、お孫さんに会えなくて寂しいと言う方も多い。埼玉は東京の隣だし、なんなら通勤圏内です。その程度の距離にもかかわらずそんなことを言われるだなんて正直信じられません。感染してしまったことで、引っ越しを余儀なくされた方もいます。
今年の夏はいつもと違う。だとしても、ずっとつづくわけのない夏です。今はもう、見えない敵と戦うような怖がり方をしている方はうちのお客さまにはいないんだけど、楽しいことを考えながら過ごしましょうって、改めて伝えたい。
穏やかなお盆休みをおすごしくださいね。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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雲の隙間から見えないかなと少し見ていたけど諦めました。星が1つ、見えるだけでした。
昨日は暑かったですね。群馬県伊勢崎市では40.5度を観測したそうで、熊谷も39.5度と暑かったです。昨日食事を摂るときにTVをつけてみたら、ちょうど甲子園での交流試合をやっていて、夏の音が鳴り響いていました。球児たちも暑いはず。
埼玉からは花咲徳栄(はなさきとくはる)、群馬からは健大高崎と桐生第一がでているようです。暑くて大変だけど、どの学校も頑張ってほしいな。甲子園の土が踏みたくて、一生懸命練習してきたんだもんね。私の母校は出ていないけれど、高校野球の映像を見るたびに、高校生の頃、野球部の応援にいったことを思い出します。
すっごく暑くて、ペットボトルを凍らせて持っていくんだけど、すぐとけちゃうの。応援のバスに乗り込む前に、駅前のファミマで、よく豆腐そうめんを買っていたというどうでもいいことまで思い出しました笑
私は吹奏楽部で、コントラバスという楽器を担当していました。
コントラバスは弦楽器でとても重く大きく、運動部の応援には適していませんから、野球部やサッカー部の応援の際は、パーカッション(主にスネア)を担当していました。
校歌のほかにも何曲か応援用の曲が決まっていて、(今思い出したけど、なぜか一度だけ日テレの電波少年用にねこなんだもんっていう曲を演奏したこともあったな)、ヒットを打ったら狙いうち(山本リンダの曲)、ここぞというときにはマグナという曲を演奏するよう、野球部だか応援団だかから、大きな文字で書かれた紙が掲げられ、そのとおりに演奏していました。
甲子園に鳴り響く音は特別な音。きっと球児たちにとって、特に最後の年だった選手にとって、今年はいろんな意味で特別な年になってしまったと思います。

「ポケットに名言を」という寺山修司の文庫本を買ったのは、もう10年以上前のことなんだけど、そこに太宰治のこんな一節があります。
「死のうと思っていた。今年の正月。よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれてゐた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きてゐようと思った」
この文章からは、とても強い生への執着を感じます。人っていうのは、ひとつの反物からをも希望にしてしまうくらい、強く生きていく力を持っているものだと感じます。
甲子園の音はこころなしか寂しく聞こえるかもしれない。うちのお客さまたちは、お嬢さんや息子さんたちが、バイキン扱いされたり、お父さんやお母さんが村八分にされたら嫌だからと、帰省を諦める方が多いため、お孫さんに会えなくて寂しいと言う方も多い。埼玉は東京の隣だし、なんなら通勤圏内です。その程度の距離にもかかわらずそんなことを言われるだなんて正直信じられません。感染してしまったことで、引っ越しを余儀なくされた方もいます。
今年の夏はいつもと違う。だとしても、ずっとつづくわけのない夏です。今はもう、見えない敵と戦うような怖がり方をしている方はうちのお客さまにはいないんだけど、楽しいことを考えながら過ごしましょうって、改めて伝えたい。
穏やかなお盆休みをおすごしくださいね。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
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埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
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