全員が一度に主役になるわけじゃないけど、誰もが主役になりうる

2020/05/30
23:51

高校生の頃、まどかちゃんっていう同級生がいました。顔が小さくてめちゃめちゃかわいかったな。
どこの学校のどこのクラスにも、一人はイケメンもしくはかわいこちゃんがいますよね。

うつわもやはり単品で見ても主役級のコがいる一方で、目立たないコもいます（急カーブでこっちのはなし）。

でもうつわって、それそのものが主役か脇役かではなく、「その席で、どう使うか」です。

小さな楕円皿は、ピンチョスをのせてもいいし、細めのキンパとナムルもいいし、あとなにがあるかな、とにかくおつまみ系には絶対使えますね。

みんながわかりやすく「１番」かわいいわけなくて、おしゃれしたら１番かわいく見えるコもいるし、１番上品なコ、１番クールなコ、それぞれが１番の何かをもっています。あえての何番手かでいる控えめな感じのコもいます。

でも、そのシーンにあわせて、料理が先でもうつわが先でもいいと思うんだけど、まずは主役が決まって、それに合わせて脇役が順番に決まっていくイメージ。みんなが１度に主役になろうとしたら、みんなが目立たなくなります。

たとえばこのスープカップ。「スープカップ」と思うと、どちらかというと脇役イメージだけど、シチューや麻婆豆腐なら主役になります。下にプレートやトレーを敷いてあげると、特別感もでます。

テーブルコーディネートだけでなく、お洋服もそうだと思うのです。

1つひとつ、すべてが力みすぎているのではなく、全てをメインにしようとするのではなく、どこかを生かすために、控えめな部分を作る。

色が鮮やかだとか渋いとか、高台がついてるとか、ツルがついてるとか、お花の絵が描いてあるとか、それぞれのうつわに個性があることで、何通りもの楽しみ方が出来るわけだから
１番目立つから主役なんじゃなくて、自分が輝ける役割の中で主役なんだから。

お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon

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