陶器の良さを語るのは論理ではなく感覚でいいと思う
- 2020/05/12
- 23:51
ある作家さんにお客さまからのご注文品を焼いていただいています。GWもあけたことだしと連絡をとると、約束通り出来ていますとのこと。今回、お客さまからいくつもご注文をうけているお醤油差し。

液垂れしないようにつくってあるそうです。
先生お得意のプラチナがかかっている、ストライプのもの。お色違いで黒もあります。

もうそろそろ行ってきます。最近ずっと様子をみていました。もっともコロナ関係なく、焼き上がるまで待つつもりではおりましたが、今年はGWの陶器市もなくなったので、作家さんも、もっともっとたくさんのお客さんに作品を見せたくて、うずうずしているのではないかなと思います。

早く益子へ行きたい。たくさんの作品を見たい。最近そればかり考えています。私自身もそうだし、お客さまにもはやくお見せしたくて。
せっかくの素敵な作品。
誰かに見てもらってこそ。
誰かに使ってもらってこそ。
昨日も少し触れたけど、今、ECサイトのBASEに登録するにあたり、「どれから撮ろうかなぁ」って店内をうろうろして。
結局は順番の問題だけなのに、これも見てほしい。あれも見てほしいってなってしまって笑
自分の目で見て買い付けてきているから、当然といえば当然なんだけど、いいものばっかりなの。
たとえばお洋服なら、同じ品番の商品なら、まったく同じものがきます。
むしろそうでないと困ります。
でもね、作家さんの手作り陶器は、同じ作品でも、ほんのすこし違います。それが面白い。それが手作りの良さ。釉薬の溜まり具合とか、色の濃淡とか、いろいろあります。

何がどうだからいいとか、論理ではなくて、夕焼けと同じで、見てため息がでるものなんじゃないかなぁと感じます。
これを選んだ人は美意識が低いとかそういうことじゃなくて、その基準は人によって様々。
きらびやか、華やかなものに美を見る人もいれば、質素なものに美を感じる人もいる。
陶器だけでなく何でもそう。景色でも、絵画でも、スポーツでも、お菓子でも、建築でも。
夕焼けは、ただのオレンジではなく、中間の多くの色がグラデーションになっているから美しい。
青い海、白い波、遠くにある緑の山々、赤いお花、そのお花に止まる黄色の蝶。きっとあなたもこの言葉だけで、あなたの記憶の中にあるこの言葉があてはまる景色を想像できたはずです。それはなぜすぐに思い出せるのかと言うと、おそらくそのときに、綺麗だと感動したからです。
そこにはたくさんの色が使われている。

だからといって、それが美しさのすべてではありません。
たとえば真っ白な部屋、真っ白なお洋服のコーディネート。真っ白なうつわ。ただ一色の世界を美しいと感じることもあるはずです。

「なにを以て綺麗と呼ぶか」は、説明が出来ないのです。
だから面白い。
いろんな要素が混ざっていて、どれもいい。それぞれいい。(締めが金子みすゞの「みんな違ってみんないい」みたいになっちゃった)
感じたまま、気持ちいいものに、囲まれて暮らしたい。

お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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液垂れしないようにつくってあるそうです。
先生お得意のプラチナがかかっている、ストライプのもの。お色違いで黒もあります。

もうそろそろ行ってきます。最近ずっと様子をみていました。もっともコロナ関係なく、焼き上がるまで待つつもりではおりましたが、今年はGWの陶器市もなくなったので、作家さんも、もっともっとたくさんのお客さんに作品を見せたくて、うずうずしているのではないかなと思います。

早く益子へ行きたい。たくさんの作品を見たい。最近そればかり考えています。私自身もそうだし、お客さまにもはやくお見せしたくて。
せっかくの素敵な作品。
誰かに見てもらってこそ。
誰かに使ってもらってこそ。
昨日も少し触れたけど、今、ECサイトのBASEに登録するにあたり、「どれから撮ろうかなぁ」って店内をうろうろして。
結局は順番の問題だけなのに、これも見てほしい。あれも見てほしいってなってしまって笑
自分の目で見て買い付けてきているから、当然といえば当然なんだけど、いいものばっかりなの。
たとえばお洋服なら、同じ品番の商品なら、まったく同じものがきます。
むしろそうでないと困ります。
でもね、作家さんの手作り陶器は、同じ作品でも、ほんのすこし違います。それが面白い。それが手作りの良さ。釉薬の溜まり具合とか、色の濃淡とか、いろいろあります。

何がどうだからいいとか、論理ではなくて、夕焼けと同じで、見てため息がでるものなんじゃないかなぁと感じます。
これを選んだ人は美意識が低いとかそういうことじゃなくて、その基準は人によって様々。
きらびやか、華やかなものに美を見る人もいれば、質素なものに美を感じる人もいる。
陶器だけでなく何でもそう。景色でも、絵画でも、スポーツでも、お菓子でも、建築でも。
夕焼けは、ただのオレンジではなく、中間の多くの色がグラデーションになっているから美しい。
青い海、白い波、遠くにある緑の山々、赤いお花、そのお花に止まる黄色の蝶。きっとあなたもこの言葉だけで、あなたの記憶の中にあるこの言葉があてはまる景色を想像できたはずです。それはなぜすぐに思い出せるのかと言うと、おそらくそのときに、綺麗だと感動したからです。
そこにはたくさんの色が使われている。

だからといって、それが美しさのすべてではありません。
たとえば真っ白な部屋、真っ白なお洋服のコーディネート。真っ白なうつわ。ただ一色の世界を美しいと感じることもあるはずです。

「なにを以て綺麗と呼ぶか」は、説明が出来ないのです。
だから面白い。
いろんな要素が混ざっていて、どれもいい。それぞれいい。(締めが金子みすゞの「みんな違ってみんないい」みたいになっちゃった)
感じたまま、気持ちいいものに、囲まれて暮らしたい。

お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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