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やればできるって本当?

誰でも学校の先生に褒められた経験はあると思います。私にもあります。

子供は素直だから、褒められたら「やったー!」と、100%、そのまま受け取ります。
すごく褒められたときなどは、なんだか自分にはとてつもない可能性が眠っているのではないか!
という、万能感(は言い過ぎかも知れないけど笑)が全身を駆け巡ることさえあります。

この本を閉じたとき、そんな感覚を思い出しました。
坪田信貴さんの「才能の正体」。

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人は、誰かのニュースを受けて、遡って理由をつけようとします。
たとえば坪田さんの生徒さんである『ビリギャル』のさやかさんが慶応大学に合格できたのは、「もともと地頭がよかったから」とか、「進学校だから」とか言われたそうです(実際その年慶応に受かったのはたったの2人なので、それは理由ではないし、たとえ進学校だったとしても努力もなしに慶応に入ることなど不可能)。

どんなものであっても人様のなんらかの結果に理由をつけることに意味があるかはわからないけれど、確かにその方が、自分が楽になれる気がします。

自分がダメなわけじゃない。あの人は特別。やらないのが一般的。みんなと一緒。だから大丈夫ってね。
だけど坪田さんに言わせると、「才能」なんてものは、誰にでも備わっているそうです。

それなのに「この成績で慶応なんて無理に決まってる」と、結果が手に入らないと分かった(決めつけた)瞬間、人は努力することをやめてしまいます。
ただ、「私でもやればできる」わけでもないし、「あの人は才能があるからできる」わけでもない。
的はずれなシーンでただがむしゃらにやっても(楽しむことを目的としているのならそれでもいいだろうけど)、目的とかけはなれているのであれば、意味があるとは言えないでしょう。

多くの場合、「結果」で才能の有無を判断されることになりますが、「やればできる」ではなく、「やれば伸びる」というべき。
適した場所で、適した方法で、最善の努力もせずに手に入るものではありません。

 

「人を動かすものは、ビジョンと大義だ」

そう書かれているのは坪田塾についての部分。これはスタッフさんがいない人にも当てはまるのではないかと思います。
というか、自分に当てはめて考えました。

私には思い描くRiyonの姿があります。今はほんの少しだけ、そうなっていると言えるかもしれません。だけどまだいける。もっともっとお客様を楽しませることができると思っています。

「こんなことをしてみようか」と、なにか新しいことを思い立ったときにも、具体的なビジョンさえあれば、最終的にその道に通じているのかどうかを考えやすいと思いますし、なんなら外れた道の方が楽しそうと思えば、また新たなビジョンを描き直せばよいのではないでしょうか。


そのビジョンにむけて、今私は何をしているのか、それについて自分がどう認識して、これからどうしたいのかを、いつもは無意識の部分にもできる限り注意をはらって、「認知」する癖をつけよう。


「どうせ」という言葉と共に凝り固まった脳を、ほぐしてくれるような本でした。

 
 
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
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