口約束の効力

銀行窓口の方が「お店行きますね」とおっしゃって、検索して私のブログにたどり着き、本当に今日来てくださいました。

先日も書いたけど、「行きますね」と自分からおっしゃっても、本当に来てくださる方の方が少ないから、とても嬉しかったと同時に、とても驚きました。

こんばんは。埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
 


以前、お正月に会ったお友達と、夏の花火の約束をしたことがありました。「今年の多摩川の花火の日には、集まって誰々の家で飲もう」って。

夏が近付いてきたとき、あれ？多摩川の花火っていつなんだろうって思って。だけど私以外、本気になんてしていませんでした。


彼女たちは古くからの親友だから、そんなことで関係は壊れないし、3:1で、本気にしてた方が少数派なので、なんなら彼女たちの方こそ、私になぜ本気にしたのかと問いたいかもしれない笑。私は後日言いました。
「あの花火、本気にしてたのに！」って。そしたら一人が「うちの旦那も、親戚と、来年の夏はみんなでBBQしようって言ったのを覚えてて、BBQいつすんの？って聞いてきた」って答えました。

いや、だから笑、私にとってはそっちが普通だってば笑


そんな小さな事で、おとなになれない自分に嫌気がさすので、身を守るための鎧を(大袈裟笑)身に付けたつもりだけど、全然ブカブカでサイズあわない。隙間だらけ笑。

だからやはり、私にはできない。

行きたいと行けそうが重なれば、行こうという。具体的な時期が決められれば尚良し。


人間だから、忘れてしまうことや、事情があって行けなくなることもあるかも知れないけど、はじめから行く気もないのに適当に、とりあえず、言うのは誰も得しない。と、私は思っています。


お友達のお店だって、本当は行きたいところが沢山あるけれど、みんな遠いし、わからない場合は、むやみに口に出しません。


社交辞令というものが、円滑な人間関係を築くためのものなのだとしても、この場合においては、少なくとも私には当てはまりません。(冗談や明らかな社交辞令はさすがにわかるよ)。



様々な体験は人生が豊かになります。美味しいレストラン、素敵なお店、展覧会、ミュージカル。私が知ってる範囲、興味のある範囲だから、私からお客さまやお友達に提供出来るものなんてとても狭いけど、だとしてもそれがその人の日常に入っていないものだとしたら、それ１つとっても、喜んでくれるかもしれない。


以前、CATSにお連れしたお客さまのうち、おふたりはハマってしまい、それぞれご家族と行くようになり、内お一人は四季の会(ファンクラブ)にも入ってしまいました。
今では鑑賞されると、楽しそうにお話ししてくれます。


(昨日開催したお食事会。）


ほんの数人ですが、お客様が「みわちゃんは行くと言ったら必ず連れて行ってくれる」とか、「約束を守ってくれる」と言ってくださいました。その中のお一人はその後で、「そういうことの方が少ないもの」と、少し寂しそうにおっしゃった。


大したことはしていない。でも実行していれば、私が人として信頼してもらえるかどうかという話ではなくて、お客さまの期待を儚いものにしなくてすむ。どこどこに行こうねって約束した瞬間、寂しくならなくて済む。
私なら悲しいから。何事もないように装っても。


（お酒に見えるトニックウォーターで乾杯）


私はもう、あの日の花火みたいな、遠い日の約束はしないと思う。


ちなみに、先日kisobar'stalk 女子の皆さんと行った黄木さん。少し前に簡単な口約束をしました。
だけどゆかりさんは、日が近付いてきた頃、正式に声をかけてくれた。
私はそのお誘いのメッセージをみたとき、やはり素敵な方だなと思いました。

 
 
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3　　
TEL : [phone]
営業時間 ：１１時～１８時
おやすみ：日／月曜／祝日
 
 
 

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