新しいことと奇をてらうことは別物。
- 2019/09/27
- 23:55
めちゃめちゃお久しぶりのこの方、山口さんが、今日はお店に来てくれました。

かくかくしかじかでですね、別ブランドとして、今度はニットを持ってきてくれました。
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
人様とお話ししていると、自分がいかに感覚だけで生きているかを痛感します。みんなきちんと考えててすごいなって。
そんな中でも先日の銀座ポップアップのディスプレイを褒めてもらえるのは嬉しいです。今日も山口さんに印象に残ったと言っていただけました。
あの白いお部屋で、自分の思いのままに空間を作れるのは最高の気分でした。楽しかった。だけど私は本当は0から1を生むのが苦手な人です。みなさんはいかがですか?0から1、1から2?どちらが得意ですか?
私はアイデアが泉のように湧き出てくる人間ではありません。だから、一度頭に入ってしまったものを追い出すことが大変です。
新しいことを考え出したいとき、砂場に作りかけたお城も、川も、山に作ったトンネルも、なかったことにして、真っさらな状態で考えたいのに、作られているものを見ると、どうしてもそこに縛られてしまいます。
新しいことと、奇をてらうことは違います。本当に必要なことが伝えられないから、伝える能力がないから、それを変わったことで覆いかぶせ、ごまかすことはしたくない。
奇をてらうことを目的とすると、中身が薄っぺらくなります。
私はお洋服と和食器と珈琲豆を扱っています。そのどれもが、私が作ったものではありません。でも、だから、そのどれをも使って、それらがある生活って、結構気分がいいものなんですよって伝えることが、私が出来ることです。毎日気合をいれて生活していたら大変だから、少し緩めに、でも気が向いたときにそうするだけでもいいんじゃないかなって。
気分のあがるお洋服を着て、あ、今日の私、なんかいいじゃんって思ったり、あの人の大好きなお料理をお気に入りのうつわに盛って食卓を彩り、あ、今日の私けっこうやるじゃんって思ったり。それって結構大切なことだと思うのです。
そんなところにも余白って大切で。私が何かしら表現したくて作る空間も、私から目一杯これでもか、これでもかではなく、お客様に自由に感じていただく余白がなかったら、そんな息苦しいことはありません。
私に出来るのは、あくまで提案にすぎないのだから。
数だってそんなになくとも、不必要なものは極力少なく、好きなものに囲まれた生活は、自分の体から余分なアクが抜けていくイメージ。
残った部分は純度の高い私、幸せを感じられる私です。
お客様が常に新鮮な気持ちで、楽しくなるような空間、きっかけを、私が作っていけたらいいな。新しい角度の覗き穴みたいなモノを。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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かくかくしかじかでですね、別ブランドとして、今度はニットを持ってきてくれました。
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
人様とお話ししていると、自分がいかに感覚だけで生きているかを痛感します。みんなきちんと考えててすごいなって。
そんな中でも先日の銀座ポップアップのディスプレイを褒めてもらえるのは嬉しいです。今日も山口さんに印象に残ったと言っていただけました。
あの白いお部屋で、自分の思いのままに空間を作れるのは最高の気分でした。楽しかった。だけど私は本当は0から1を生むのが苦手な人です。みなさんはいかがですか?0から1、1から2?どちらが得意ですか?
私はアイデアが泉のように湧き出てくる人間ではありません。だから、一度頭に入ってしまったものを追い出すことが大変です。
新しいことを考え出したいとき、砂場に作りかけたお城も、川も、山に作ったトンネルも、なかったことにして、真っさらな状態で考えたいのに、作られているものを見ると、どうしてもそこに縛られてしまいます。
新しいことと、奇をてらうことは違います。本当に必要なことが伝えられないから、伝える能力がないから、それを変わったことで覆いかぶせ、ごまかすことはしたくない。
奇をてらうことを目的とすると、中身が薄っぺらくなります。
私はお洋服と和食器と珈琲豆を扱っています。そのどれもが、私が作ったものではありません。でも、だから、そのどれをも使って、それらがある生活って、結構気分がいいものなんですよって伝えることが、私が出来ることです。毎日気合をいれて生活していたら大変だから、少し緩めに、でも気が向いたときにそうするだけでもいいんじゃないかなって。
気分のあがるお洋服を着て、あ、今日の私、なんかいいじゃんって思ったり、あの人の大好きなお料理をお気に入りのうつわに盛って食卓を彩り、あ、今日の私けっこうやるじゃんって思ったり。それって結構大切なことだと思うのです。
そんなところにも余白って大切で。私が何かしら表現したくて作る空間も、私から目一杯これでもか、これでもかではなく、お客様に自由に感じていただく余白がなかったら、そんな息苦しいことはありません。
私に出来るのは、あくまで提案にすぎないのだから。
数だってそんなになくとも、不必要なものは極力少なく、好きなものに囲まれた生活は、自分の体から余分なアクが抜けていくイメージ。
残った部分は純度の高い私、幸せを感じられる私です。
お客様が常に新鮮な気持ちで、楽しくなるような空間、きっかけを、私が作っていけたらいいな。新しい角度の覗き穴みたいなモノを。
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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