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ディスプレイの話その2。枠にはまる私は何色なのか。

私がどうやってうつわを並べるかで、それを見てくれる人の気持ちは当然変わります。ディスプレイについては先日も書きました。
でもまた変えたので記しておきたくて2019秋。


埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
 

もちろん、そもそも作家さんがステキなうつわを作ってくれてるからなんだけど、そのお皿がなくても、生活には皆さん困らない。
だいたいどこのおうちにも十分なお皿はあって、なんならこれ以上買うと食器棚がごちゃごちゃしちゃうって方も多いと思います。

これってよく考えると、クローゼットにもいえること。それでもお洋服を買うのは何故でしょうか。
それはきっと、それを着てお出かけする自分の姿が想像できているから。
だからこれ以上は入りきらないと思っても買ってしまう。それでも買うのが楽しい。

物に溢れる生活や、贅沢を推奨するわけじゃないけれど、日常を懸命に生きる中で、小さな楽しみがなければ人はただ疲弊してしまうし、今日を頑張ることも難しい。


だからね、私が出来るのは、お洋服を着て歩く自分の姿が想像出来るよう、そのうつわがある食卓をイメージ出来るようにすること。出来るというか、想像したくなるように。

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人は、特に日本人はって言えるのかもしれないけど、人と同じがいいとして教育を受けてきました。
枠から外れないように。
だから枠から外れることは怖いものだと、子供の頃、どこかで思っていた気がします。だから人に合わせていた。みんなと同じフレームにきちんとおさまっていられるように。

みんな見てる方向は違うのにね。

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だけど実際に枠から飛び出てみたら、想像通りの開放感があることに気づきます。そしていつのまにか、そこからはみ出しても、一人で立っていられることにも気付きます。

勿論人はひとりぼっちでは生きていかれないけど、それは無理に同じフレームの中にはまるのではなく、一人で歩きながら、必要なときにお互いが寄り添えばいい。


何色にも染まりうる、清純な白いお花を、フレームに入れてみました。一輪を除いて。


なんてことをここには書いたけど、見てもわからないのは当然で。私だって人が表現したものなんかわからないし、正解を知らないままのもののほうが多い。
ただ、誰かの心を動かすものになりえたなら嬉しい。


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オクラを飾ったことには何の意味もありません(笑)形が好きだっただけ(笑)

4日間に渡る、銀座ミキシアさんでのうつわcafeは無事終了しました。
ありがとうございました。

 
 
お洋服と和のうつわと珈琲豆のお店
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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プロフィール

Riyon

Author:Riyon
埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
Open 11:00~18:00 日/月曜/祝日はおやすみです。  

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