たとえばなにもできない時の焦燥感たらないんだけど
- 2019/02/11
- 22:59
小学校2年生の、ある女の子の作文を紹介させてください。
こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
「えんそくの前の日。わたしはかぜで学校を休んでしまいました。
つぎの日の朝、目をさましておかあさんに
「もうなおったよ。えんそくに行ってもいい」
というと、おかあさんは
「だめ。まだせきも出るし、バスの中でゴホンゴホンしたら、人にめいわくでしょう」
と言いました。
2回くすりものんだし、いっぱいごはんもたべたのに、えんそくに行かれなくて、わたしはかなしくなりました。
おとうさんが
「こんどリュックをしょって、みんなでえんそくに行こうね」
と言ったので、わたしは仕方なくがまんすることにしました。
わたしはねながら、今ごろみんなどうしてるかなあと思いました。
お昼になると、おかあさんは買いものへ出かけました。
帰ってくると
「あら、本をよんでたの。ビックリさせるものがあるのよ。できるまで本をよんでいて」
と言いました。
わたしはなんだかわからないけど、本のつづきをよんでいました。すると
「できたわよ。おきてらっしゃい」
というおかあさんの声がしました。おきていくと、へやのなかにシートをしいて、おかしとパンを入れたリュックがおいてありました。
「これどうしたの」
ときくと
「えんそくごっこだよ。おかあさんが先生になるわね」
というのでわらってしまいました。
おかあさんとふたりでおかしをたべました。
「いちおう、きぶんでるじゃない」
おかあさんはふざけて言いました。
少しさみしかったけれど、楽しいおへやのえんそくでした。
すわみわこ」
(あなたかよっ!)
小学校2年生のとき、風邪で熱をだして遠足を休まなければならず、治ったと嘘をついてまで遠足に行こうとしたときの作文のようです。
たまたま見つけたんだけど(笑)

私は子供の頃身体が弱くて、保育園も小学校も休みがちでした。
だから学校行事に出られないことも多くて、そんなときはいつも悔しく、悲しい思いをしていました。
授業に遅れることもこわくて、少し体調のいい日には塾だけは行ったりしていました(謎)。
なにもできないって怖い。
焦っても仕方がないのに、考えれば考える程辛くなり、自分を責めてしまう。
大人になると、悔しさや悲しさだけでなく、責任も伴うからそういう気持ちは更に強くなる。
何らかの理由でお仕事できない状況に陥いった人に対して、たとえば私なんかは何も言えなくなってしまいます。関係性にもよるけど。
頑張っている人にかける言葉なんてみつからなくて。
黙って見守ることしかできない。
ただ思うのはね。少しくらいの休憩は、長い人生の中で考えたら、なんてことないってこと。
これは母の言葉だけど。
母は闘病のため、過去に何度も入院しているけど、そのときによく自分に言い聞かせていたという言葉。
どんなに辛くても、それは長くは続かない。人生全体で見たらほんの一瞬のこと。
取り返しのつかないことになんかならない。
いつも頑張っている人なら尚のことそう。
他の人がゆっくりやっていたところを人一倍速く走っていれば、少しくらいの休憩、どうってことない。
きっとまた元気になったら、どうせ全力で走ってしまうのだから。
こんなときくらいは走っているときには見えないものをみて、普段気づけないものに気づいたりして、少しゆったりとすごす。
そんなことをしてほしい。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
「えんそくの前の日。わたしはかぜで学校を休んでしまいました。
つぎの日の朝、目をさましておかあさんに
「もうなおったよ。えんそくに行ってもいい」
というと、おかあさんは
「だめ。まだせきも出るし、バスの中でゴホンゴホンしたら、人にめいわくでしょう」
と言いました。
2回くすりものんだし、いっぱいごはんもたべたのに、えんそくに行かれなくて、わたしはかなしくなりました。
おとうさんが
「こんどリュックをしょって、みんなでえんそくに行こうね」
と言ったので、わたしは仕方なくがまんすることにしました。
わたしはねながら、今ごろみんなどうしてるかなあと思いました。
お昼になると、おかあさんは買いものへ出かけました。
帰ってくると
「あら、本をよんでたの。ビックリさせるものがあるのよ。できるまで本をよんでいて」
と言いました。
わたしはなんだかわからないけど、本のつづきをよんでいました。すると
「できたわよ。おきてらっしゃい」
というおかあさんの声がしました。おきていくと、へやのなかにシートをしいて、おかしとパンを入れたリュックがおいてありました。
「これどうしたの」
ときくと
「えんそくごっこだよ。おかあさんが先生になるわね」
というのでわらってしまいました。
おかあさんとふたりでおかしをたべました。
「いちおう、きぶんでるじゃない」
おかあさんはふざけて言いました。
少しさみしかったけれど、楽しいおへやのえんそくでした。
すわみわこ」
(あなたかよっ!)
小学校2年生のとき、風邪で熱をだして遠足を休まなければならず、治ったと嘘をついてまで遠足に行こうとしたときの作文のようです。
たまたま見つけたんだけど(笑)

私は子供の頃身体が弱くて、保育園も小学校も休みがちでした。
だから学校行事に出られないことも多くて、そんなときはいつも悔しく、悲しい思いをしていました。
授業に遅れることもこわくて、少し体調のいい日には塾だけは行ったりしていました(謎)。
なにもできないって怖い。
焦っても仕方がないのに、考えれば考える程辛くなり、自分を責めてしまう。
大人になると、悔しさや悲しさだけでなく、責任も伴うからそういう気持ちは更に強くなる。
何らかの理由でお仕事できない状況に陥いった人に対して、たとえば私なんかは何も言えなくなってしまいます。関係性にもよるけど。
頑張っている人にかける言葉なんてみつからなくて。
黙って見守ることしかできない。
ただ思うのはね。少しくらいの休憩は、長い人生の中で考えたら、なんてことないってこと。
これは母の言葉だけど。
母は闘病のため、過去に何度も入院しているけど、そのときによく自分に言い聞かせていたという言葉。
どんなに辛くても、それは長くは続かない。人生全体で見たらほんの一瞬のこと。
取り返しのつかないことになんかならない。
いつも頑張っている人なら尚のことそう。
他の人がゆっくりやっていたところを人一倍速く走っていれば、少しくらいの休憩、どうってことない。
きっとまた元気になったら、どうせ全力で走ってしまうのだから。
こんなときくらいは走っているときには見えないものをみて、普段気づけないものに気づいたりして、少しゆったりとすごす。
そんなことをしてほしい。
Riyon
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