いつもと違う道ノススメ
- 2016/01/21
- 22:10
本日は、お客さまにファンの多い、少し個性的なメーカーさんの展示会に行ってきました。(入荷は5月です!お楽しみに♪)
こんにちは。
熊谷の片隅でひっそり♪
珈琲豆・陶器・ミセスファッション
セレクトショップ【Riyon】 みわです。

いつもはバスで往復してしまうのですが、展示会を終え、今日はあえて、学芸大学駅まで歩いてみました。
歩き慣れない道を歩くと、発見があって面白いのです。
素敵なお店を見つけると、ルンルンします♪
15分ほどで、駅の近くまできました。さらにウロウロ。
みどりえカフェという、女子が好きそうなナチュラル系のカフェで、鮭と冬野菜のクリームパスタを注文しました。
運ばれてきた瞬間、柚子の香りが漂います。冬も悪くないなと思わせる、とても優しいお味のパスタでした。

ケーキもとても美味しそうだったのですが、パスタの後で、もうお腹がパンパンでしたし、他に理由もあって、カフェを後にしました。
(次回はケーキを食べたいな♪)
その理由とは、実はそこに入る前、とても気になるお店を見つけたことでした。
そこは、みどりえカフェさんから、1分ほどの場所にある純喫茶です。どちらも捨てがたかったので、両方選ぶことにしたのです。
「こんにちは」
ドアを開けると、本当に今は平成の東京かと思わされる空間が広がっていました。
カウンターの重い椅子をひき、腰をおろしました。
「深煎りのブレンドをお願いします」

たくさんの雑誌やCDが、所狭しと並んでいます。
「素敵なお店ですね」と言うと
「まさか」
ママさんはおっしゃいました。
「最近はこういうお店、あまりないじゃないですか。学大で降りる機会があまりないので、入らないと後悔すると思ったんです。」
ママさんは
「お若いのに。ふふ」
とお笑いになりました。
( 若くはないですとは、言いませんでした。)

そこには、独特の色がありました。不必要なものは、排除されたような色です。

そして、匂いがありました。黒電話も、照明も、振り子時計も。
こんな言い方をしたら失礼でしょうか?でも、古いアルバムの中の、懐かしい写真が動き出したかのようでした。
お客さんは、顔なじみの方ばかりのようです。
サイフォンでいれてくださった珈琲が運ばれてきました。

カウンターの木は、様々な人の、様々な話を聞いてきたに違いありません。
音楽はジャズでした。
初めて来たお店ですが、居づらいということはありませんでした。私など、まるで存在しないかのように、いい意味でかき消されていたのです。
朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ」
と幽かすかな叫び声をお挙げになった。
この一節がなぜだか私は好きです。(太宰治「斜陽」)
「スウプ」という響きにも、とても惹かれます。そんな表現が似合うと感じたのです。
昭和の香りが漂う喫茶店って、たまに見かけますが、なんと申しましょうか、ハイカラなのです。それでいて、父が学生時代、こんな店にいたのではないかと思うような、素朴な雰囲気なのです。
こんな店では本を持って、長居したいな。(お店側は迷惑かも知れないですが)
毎日通勤通学する地。取引先や習い事、買い物でたまに行く地。住んでる地。
いつもと違う道を歩いたら、素敵なお店との出逢いがあるかもしれません。
今回おじゃました雑伽屋さんなどは、ともすれば通り過ぎてしまうほど、ひっそりとそこに立っていましたから。こんな素敵なお店を見逃してしまうなんて、勿体無いではないですか。
Midorie CafeさんHP
雑伽屋さん、食べログ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :10時~18時
おやすみ:日/祝/第1・3月曜

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こんにちは。
熊谷の片隅でひっそり♪
珈琲豆・陶器・ミセスファッション
セレクトショップ【Riyon】 みわです。

いつもはバスで往復してしまうのですが、展示会を終え、今日はあえて、学芸大学駅まで歩いてみました。
歩き慣れない道を歩くと、発見があって面白いのです。
素敵なお店を見つけると、ルンルンします♪
15分ほどで、駅の近くまできました。さらにウロウロ。
みどりえカフェという、女子が好きそうなナチュラル系のカフェで、鮭と冬野菜のクリームパスタを注文しました。
運ばれてきた瞬間、柚子の香りが漂います。冬も悪くないなと思わせる、とても優しいお味のパスタでした。

ケーキもとても美味しそうだったのですが、パスタの後で、もうお腹がパンパンでしたし、他に理由もあって、カフェを後にしました。
(次回はケーキを食べたいな♪)
その理由とは、実はそこに入る前、とても気になるお店を見つけたことでした。
そこは、みどりえカフェさんから、1分ほどの場所にある純喫茶です。どちらも捨てがたかったので、両方選ぶことにしたのです。
「こんにちは」
ドアを開けると、本当に今は平成の東京かと思わされる空間が広がっていました。
カウンターの重い椅子をひき、腰をおろしました。
「深煎りのブレンドをお願いします」

たくさんの雑誌やCDが、所狭しと並んでいます。
「素敵なお店ですね」と言うと
「まさか」
ママさんはおっしゃいました。
「最近はこういうお店、あまりないじゃないですか。学大で降りる機会があまりないので、入らないと後悔すると思ったんです。」
ママさんは
「お若いのに。ふふ」
とお笑いになりました。
( 若くはないですとは、言いませんでした。)

そこには、独特の色がありました。不必要なものは、排除されたような色です。

そして、匂いがありました。黒電話も、照明も、振り子時計も。
こんな言い方をしたら失礼でしょうか?でも、古いアルバムの中の、懐かしい写真が動き出したかのようでした。
お客さんは、顔なじみの方ばかりのようです。
サイフォンでいれてくださった珈琲が運ばれてきました。

カウンターの木は、様々な人の、様々な話を聞いてきたに違いありません。
音楽はジャズでした。
初めて来たお店ですが、居づらいということはありませんでした。私など、まるで存在しないかのように、いい意味でかき消されていたのです。
朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ」
と幽かすかな叫び声をお挙げになった。
この一節がなぜだか私は好きです。(太宰治「斜陽」)
「スウプ」という響きにも、とても惹かれます。そんな表現が似合うと感じたのです。
昭和の香りが漂う喫茶店って、たまに見かけますが、なんと申しましょうか、ハイカラなのです。それでいて、父が学生時代、こんな店にいたのではないかと思うような、素朴な雰囲気なのです。
こんな店では本を持って、長居したいな。(お店側は迷惑かも知れないですが)
毎日通勤通学する地。取引先や習い事、買い物でたまに行く地。住んでる地。
いつもと違う道を歩いたら、素敵なお店との出逢いがあるかもしれません。
今回おじゃました雑伽屋さんなどは、ともすれば通り過ぎてしまうほど、ひっそりとそこに立っていましたから。こんな素敵なお店を見逃してしまうなんて、勿体無いではないですか。
Midorie CafeさんHP
雑伽屋さん、食べログ
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :10時~18時
おやすみ:日/祝/第1・3月曜

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