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参道が長い理由

はい。というわけで、本日は、昨日行ってきた燈々庵をご紹介したいわけなんですけれども、本当は教えたいような教えたくないような、それくらいお気に入りのお店です。(というほど最近は行ってなかったんですけどね)

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こちらが燈々庵の入り口。


こんにちは。
 
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
 

すぐにお料理をお見せしたいところですが、その前にこんなお話から。


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先ほどの大きな門をくぐり、入り口まで、木々の間の道を進みます。


突然ですが、神社やお寺では、敷地に入ってから長い参道を歩くことになりますよね。やっと建物が見えてきたかと思えば、また別の建物やくねくねとした道。
すぐに本堂があればいいのに、なぜこのようにわざわざ時間をかけて歩く作りにしてあるのでしょうか。

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この話はね、以前伯父に教えてもらいました。聞いた場所が茶室だったから余計に、襟を正す思いでした。


その答えは、
「本堂にたどり着くまでに、本来の自分と向き合い、心を整えるため」なのだそうです。
長い参道を歩きはじめたとき、すでにお参りは始まっているということ。


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こちらのお店は神社でもお寺でもありませんが、日本人が千利休の時代から受け継いできた、感性を刺激するようなものが、あちこちに散りばめられていました。
侘びや寂びといった、簡素なものの趣を味わおうとする心です。

私のように茶道を知らない人でも、茶室の入り口が小さく狭いことはご存知かと思います。

その理由は、千利休の考えから来ているもの。どんな身分の者でも、お茶の前では平等。
外に刀を置き、狭い戸口を入る。
武士も大名も、頭を下げ(謙遜の気持ちを示し)、その戸口をはいらなければ、お茶をいただくどころか茶室に入ることさえできないのです。

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秋を感じられる色を帯びてきた木々をゆっくりと見て、季節を愛で、耳より心に響く水の音を聴く。
ここに書いていてもわかりにくいかと思いますが、実際に聴くとすーっと心が透き通っていくような感覚に陥るのです。


先程の、玄関へのアプローチのお話に戻りますが、一見煩わしいこと、無駄と思われることも、それを愛でることは、日本人としての美しさであると思います。


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食事も素晴らしいですが、お手洗いや受付など、さまざまなところに活けてあるお花、おもてなしの心によって作られた凛とした空気感を理解し、ありがたく受け取る客としての姿勢も必要だと感じました。
 
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Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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プロフィール

Riyon

Author:Riyon
埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
Open 11:00~18:00 日/月曜/祝日はおやすみです。  

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