大事なのは費やした時間そのものではなく濃度。
- 2018/07/30
- 23:51
先日購入した堀江貴文氏と落合陽一氏の本「10年後の仕事図鑑」に、こんなことが書かれていました。
「過去に『寿司職人が何年も修行するのはバカ』とツイートしたところ、大炎上したことがある」
こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。

「そんなわけないだろう」との批判が殺到したと。
文字だけ読んだら確かにそう言いたくなる気持ちもわからなくもないけれど、「修行(内容)に意味がない」と言っているのではなく、「修行」そのものに価値を持たせるのはおかしいといっているだけ。
それを究極的に簡潔に言っているにすぎません。
修行したことは根性の賜物であり、基本から叩き込まれ、間違いなくそこで鍛え上げられたものってあるはずで、それを否定しているわけではない。
でも人って、ときに文字通り捉えてしまい(ときに本当はわかっているのに「おまえに何がわかるんだ」的な気持ちが芽生え、そう捉えたフリをして)、それによって常識としてきたことをいきなり覆されると、違和感を覚えて反発したくなる生き物。実際にやっていた人なら尚のこと、今までの自分の努力を(時間を)否定されたような気分になってしまうんですよね。
本を読み進めると、実際に
「僕、youtubeで覚えました」
と言ってきた寿司屋の大将もいるそうです。
「寿司」というひとつの枠にとらわれず、フレンチやスイーツ。いろんなお料理を研究することで、結果的に自分の極めたい道が、より開けるのかもしれません。
「お寿司が大好き。自分の握ったお寿司を誰かにたべさせてあげたい。」
そんな思いを持って、youtubeなど、様々なツールを使って研究することは、修行した年月以上に大事なことになるのでしょう。
ここにはyoutuberのHIKAKINの事例も出されているのだけれども、彼もはじめは、得意のビートボックスをみんなにみてほしいという思いから始めているといいます。
先日、そこそこ格式のあるレストラン(というかバー)で、ソーセージの盛り合わせを頼んだのですが、テーブルに置く直前にそれが崩れました。若いウエイトレスは「あ!」と言いました。「すみません」と言ったかもしれません。覚えてないけど。
そしてこちらも「いいですよ」って言ったかもしれません。覚えてないけど。

(ソーセージに立体感がない。でも味は変わらない。)
そのバーの売りは、眺望。
実際私もそれを期待して入りました。
それでも、もしも私がそこのスタッフであれば、盛りつけを直すと思うんですね。
たとえお客さんに「いいですよ」と言われたとしても。
少しくらい転がっても、ソーセージの味はかわりません。
でも、私にとっては、見た目も大事。そこからちゃんと味わってほしい。
結局そこだと思うんです。「こう言われたから」「マニュアルに書いてあるから」ではなくて、「好きだから」「楽しんでもらえるから」「充実感があるから」 だから自分がそうしたい。
仕事も遊びもそこに尽きると思います。
だから、そこにかけた年月はあまり関係がない。むしろどれだけ探究心をもち、なおかつ楽しんでいるかということ。

私はネットで、たまにお料理の盛り付けを見ます。
ジャンルは和食だけでなく、フレンチ、イタリアンなど様々です。
でも、「よーし、研究するぞー」
などと気合をいれて見ることはありません。
ただ、好きなだけ。だから見ないときは見ないし、見たいときに見たいだけみる。
昔は興味を持っても、調べるには本屋さんにいって、本を探すくらいしか方法がなかったし、それこそ職人さんに弟子入りするしかなかったでしょう。
情報が溢れている今。少々過多とはいえ、きちんと選べば、きちんと得たい情報が入ってくる。便利な時代です。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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こんにちは。
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「そんなわけないだろう」との批判が殺到したと。
文字だけ読んだら確かにそう言いたくなる気持ちもわからなくもないけれど、「修行(内容)に意味がない」と言っているのではなく、「修行」そのものに価値を持たせるのはおかしいといっているだけ。
それを究極的に簡潔に言っているにすぎません。
修行したことは根性の賜物であり、基本から叩き込まれ、間違いなくそこで鍛え上げられたものってあるはずで、それを否定しているわけではない。
でも人って、ときに文字通り捉えてしまい(ときに本当はわかっているのに「おまえに何がわかるんだ」的な気持ちが芽生え、そう捉えたフリをして)、それによって常識としてきたことをいきなり覆されると、違和感を覚えて反発したくなる生き物。実際にやっていた人なら尚のこと、今までの自分の努力を(時間を)否定されたような気分になってしまうんですよね。
本を読み進めると、実際に
「僕、youtubeで覚えました」
と言ってきた寿司屋の大将もいるそうです。
「寿司」というひとつの枠にとらわれず、フレンチやスイーツ。いろんなお料理を研究することで、結果的に自分の極めたい道が、より開けるのかもしれません。
「お寿司が大好き。自分の握ったお寿司を誰かにたべさせてあげたい。」
そんな思いを持って、youtubeなど、様々なツールを使って研究することは、修行した年月以上に大事なことになるのでしょう。
ここにはyoutuberのHIKAKINの事例も出されているのだけれども、彼もはじめは、得意のビートボックスをみんなにみてほしいという思いから始めているといいます。
先日、そこそこ格式のあるレストラン(というかバー)で、ソーセージの盛り合わせを頼んだのですが、テーブルに置く直前にそれが崩れました。若いウエイトレスは「あ!」と言いました。「すみません」と言ったかもしれません。覚えてないけど。
そしてこちらも「いいですよ」って言ったかもしれません。覚えてないけど。

(ソーセージに立体感がない。でも味は変わらない。)
そのバーの売りは、眺望。
実際私もそれを期待して入りました。
それでも、もしも私がそこのスタッフであれば、盛りつけを直すと思うんですね。
たとえお客さんに「いいですよ」と言われたとしても。
少しくらい転がっても、ソーセージの味はかわりません。
でも、私にとっては、見た目も大事。そこからちゃんと味わってほしい。
結局そこだと思うんです。「こう言われたから」「マニュアルに書いてあるから」ではなくて、「好きだから」「楽しんでもらえるから」「充実感があるから」 だから自分がそうしたい。
仕事も遊びもそこに尽きると思います。
だから、そこにかけた年月はあまり関係がない。むしろどれだけ探究心をもち、なおかつ楽しんでいるかということ。

私はネットで、たまにお料理の盛り付けを見ます。
ジャンルは和食だけでなく、フレンチ、イタリアンなど様々です。
でも、「よーし、研究するぞー」
などと気合をいれて見ることはありません。
ただ、好きなだけ。だから見ないときは見ないし、見たいときに見たいだけみる。
昔は興味を持っても、調べるには本屋さんにいって、本を探すくらいしか方法がなかったし、それこそ職人さんに弟子入りするしかなかったでしょう。
情報が溢れている今。少々過多とはいえ、きちんと選べば、きちんと得たい情報が入ってくる。便利な時代です。
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