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正義のヒーローより、リアルに救ってくれるのは不完全な人間だ

書くつもりなかったんだけど、昨日、映画館から帰ってきて、どうしても胸がいっぱいで眠れなかったので、少しこの思いを文字に変換しようと思いました。
スリービルボード。今更。いや、今更だろうがなんだろうがやはり観たほうがいい。観てよかった。観なくても生きてはいけるけど、観たら大切なものに気づけると思う。
 

 
 
 
こんにちは。
 
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
 
 
 
私はあまり映画に詳しくないので、語ることも解説もできません。
ただ、自分の感じたことを少しだけ綴ります。(感想だけとはいえ、ネタバレを含みますので、まだ観ていない方は読まないほうがいいかも知れません。)
 
 
大きな映画館での上映を逃したのはもちろんわざとではありません。ただ、行こういこうと思いながら、なかなか足が向かなかった理由は、サスペンスだと思っていたからでした。
私ね、サスペンス系が苦手なんです。緊張感が辛い。怖くて仕方がない。残虐なシーンとか含む映画を見てしまうと、目に焼き付いて離れない。ずっとヒヤヒヤして、力が入ってしまう。
それでも観たくて、でも、だから心の準備をしてからって思ってたら上映終わってた。。。
 
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昨日のブログにも書いたけど、深谷シネマさんで上映が決まっていたから、スケジュールにしっかり入れて、今度こそ逃さないようにしました。
 
結果、想像していたものではありませんでした。
予めハンカチを握っておかなかったことを後悔しました。
映画館を出るときには、愛に包まれているような、いや違うな、なんて言ったらいいのかな。安堵感って言ったらいいのかな。人間臭さに安心している自分がいたのです。
 
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自分も、家族も、友達も。
100%の人間なんていない。
みんないい人で、みんな嫌なところがある。表と裏。
それが人間。
それが普通。
 
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ほんの小さな表情に(これは俳優さんたちの演技のなせる技なんだけれども)、いちいち視界がにじむ。あんなに強気な主人公が、怒りを表現した看板の下にお花を植える姿に、娘の生まれ変わりに見立てた鹿の前で見せるそのやるせない表情に、そして消しきれるわけがない火を無理に消そうとする姿に、私は嗚咽が止まりませんでした。
本当に強い人は、多分弱さを隠さない。
泣いちゃダメだって拳を握っている人のほうが、本当は弱い。そしてそのことに気づかれないように生きる。
 
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娘を殺されたのは、自分のせいではないのか。
犯人を憎み、捕まえてくれない警察を憎み。しかしながら本当は自分を責めていた。それでも生きなければいけないから、強くあろうと唇を噛んで生きてきた。
 
 
強さと弱さは反対の言葉。それらは誰の中にも共存している。
けれども正義の反対は必ずしも悪だとは限らないと、そんなことを思うのです。どうにもならない、行き場のない感情。
 
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すべての登場人物に、観ている側である私達も、心当たりがあると思うんです。
自分にもこういうところがあるって。
誰のことも非難できない。
誰に対しても心から賛同することはできない。
 
そんな感覚。
 
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知られたくない部分とかね。
 
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子供の頃、見るべき映画のひとつに、正義のヒーローがありました。いいことと悪いことがわかりやすいから、道徳心を養うにもいいかもしれない。
もちろんオトナになってからでも、ヒーローは必要かもしれないし、スカッとするし、なんなら自分がいいヤツになった気さえすることもあるし、だからそれはそれでいい。
ただ、オトナにはこのスリービルボードみたいな映画は、必要だと思う。
つくりあげられた無敵のヒーローより、よっぽどリアルで、救ってくれるかも知れない。
 
 
 
 
Riyon
 
 
埼玉県熊谷市別府5-80-3  
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日
 
 
 
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埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
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