その職業に名前がついているから、壁がある気がしているだけ。
- 2018/02/28
- 22:19
これは、マダムの作ってくれた超絶美味しいチョコレート。
人が作るものや提供するサービスには、本来必ずそこに想いがあります。これを作ってくれた大阪のモンガトウのマダムも、決してただ売れればいいと思ってチョコレートを作っているのではありません。
お客さん側からしても、物そのものではなく、その先に見える、(心が)豊かな生活への対価を支払っているのだから。
こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
私が書くべきことではないと思ったのですが、やはり綴らせていただこうと思います。
1月に行ったうつわcafeについて、昨日「カフナ」オーナーであるナオミが書いたブログがあります。
1月にうつわcafeを開催するにあたり、その日程をみなさんにお伝えできるほど余裕がなく、「もう少し早く教えてくれたらよかったのに」と、おっしゃる方が何人もいました。
実は日程を決められなかった理由があって、それは、とあるお客様のサロンのご予約に合わせたかったからでした。
それは、ずっとカフナに通ってくれているお客様が、ここのところ落ち込んでいらっしゃるということでした。
ナオミはその方が大好きなので、なんとか元気づけてあげたい。
あるときナオミはRiyonに来て、カフナでお客様の為に出す珈琲やお茶などのカップをそろえてくれました。
それを、そのお客様にもお出ししたら「かわいいね。癒されるね」ととても喜んでくださったのだそうです。
「Riyonに行きたい」とも。
Riyonの最寄り、籠原駅から京急蒲田駅までは電車で2時間くらいかかります。私が頻繁に行っているからなのか、よく「近くていいですね」とか言われるのですが、私の住まいは群馬のど田舎なので、いつも3時間ほどかけて東京に行っています。(熊谷から新幹線を使えばもっと早いかもですが、新幹線で乗り換える手間を考えたら、上野東京ラインや湘南新宿ラインを使うのが便利)。
したがって蒲田から籠原は、気楽に来れる距離ではありません。とくに病人を抱えていらっしゃるとなれば、余計に遠くに出かける気分になど、なれるはずもありません。
残念がるそのお客様にも、Riyonでお出しするスタイルの珈琲を楽しんだり、素敵な手作りのうつわを気軽に見れるようにしてあげたい。
そんなナオミの想いもあって、実現したことでした。
でもこのお客さまは、うつわcafeの前に既にご主人を亡くされていました。そしてそれをナオミに黙っていたのです。何故なら、自分のためにこの日程で組んだとご存じだから。
でもね、普通ご不幸があったら、それどころじゃないのだから、いらっしゃらなくて当然じゃないですか。
にもかかわらず、それを微塵も出さず、素敵ねとお買い物を楽しんでいらっしゃるようでした。
美容師の仕事は髪を切ったりパーマをかけたりすること。
美容室に行くお客さんは、髪型を変えたいから行き、そのサービスの対価として、お金を払います。
でもこのお話に、それがそのまま当てはまるでしょうか?
そのお客さまのために、必死で自分にできることを考えた美容師と、その気持ちをうけて、大事なことをあえて伝えなかったお客様。
「美容師」「お洋服屋さん」「ラーメンやさん」「お菓子屋さん」「電気屋さん」「酒屋さん」
その職業についていれば、そう呼ばれることもあります。
でも、だからといって、お客様にとっていつまでも「お店の人」、お店側にとっていつまでも「お客様」だと思っている必要はないと思うのです
。いや、もちろんお客様はお客様なんだけれども、そう思っている限りは、その壁を越えられない気がします。
私は名札をつけていません。
でも、全員ではないですが、お客さまにはみわちゃんと呼ばれています。
私もお客様に何かあれば悲しみ、何かあればおめでとうと言い、ときには心配して無理しちゃダメだと怒ります。
本当はどこかで線を引くべきだという人もいるかもしれない。
でも、今の私には、それが大好きなお客さまとの自分に素直な付き合い方です。
だから、きっとナオミもそうなのだと思う。
うつわcafeを通し、ナオミを慕うお客様と、ナオミとの関係性を目の当たりにしました。
そのお客様が、はやく本当の笑顔を取り戻せるように。
ナオミはきっと願っているはずです。
私はそんなナオミも、はやく元気になってほしいと、願っています。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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人が作るものや提供するサービスには、本来必ずそこに想いがあります。これを作ってくれた大阪のモンガトウのマダムも、決してただ売れればいいと思ってチョコレートを作っているのではありません。
ちょっとーーーーーΣ੧(❛□❛✿)#モンガトウ さんのマダムが作ってくれた超絶美味しいチョコレートが1個ないやんか!!!
— みわ♪和の器と洋服と珈琲。Riyon (@chococoooa) 2018年2月28日
食べちゃったから1個ないやんかーーーーー!#食べると減るシステム pic.twitter.com/GQCSWMXEFF
お客さん側からしても、物そのものではなく、その先に見える、(心が)豊かな生活への対価を支払っているのだから。
こんにちは。
珈琲豆・器・洋服
埼玉県熊谷市のセレクトショップ【Riyon】みわです。
私が書くべきことではないと思ったのですが、やはり綴らせていただこうと思います。
1月に行ったうつわcafeについて、昨日「カフナ」オーナーであるナオミが書いたブログがあります。
こんばんは♪ブログこんな時間になっちゃったけど。ずっと書くか悩んでいたけど、私の思いが少しでも伝わっていたら嬉しいな、って思っています。
— 梶原直美☆バリ好き美容師☆なおみ (@Naomikahuna18) 2018年2月27日
私が『うつわCafe』をやって欲しいとみわこにお願いした本当の理由https://t.co/DhYThw9agg
1月にうつわcafeを開催するにあたり、その日程をみなさんにお伝えできるほど余裕がなく、「もう少し早く教えてくれたらよかったのに」と、おっしゃる方が何人もいました。
実は日程を決められなかった理由があって、それは、とあるお客様のサロンのご予約に合わせたかったからでした。
それは、ずっとカフナに通ってくれているお客様が、ここのところ落ち込んでいらっしゃるということでした。
ナオミはその方が大好きなので、なんとか元気づけてあげたい。
あるときナオミはRiyonに来て、カフナでお客様の為に出す珈琲やお茶などのカップをそろえてくれました。
それを、そのお客様にもお出ししたら「かわいいね。癒されるね」ととても喜んでくださったのだそうです。
「Riyonに行きたい」とも。
Riyonの最寄り、籠原駅から京急蒲田駅までは電車で2時間くらいかかります。私が頻繁に行っているからなのか、よく「近くていいですね」とか言われるのですが、私の住まいは群馬のど田舎なので、いつも3時間ほどかけて東京に行っています。(熊谷から新幹線を使えばもっと早いかもですが、新幹線で乗り換える手間を考えたら、上野東京ラインや湘南新宿ラインを使うのが便利)。
したがって蒲田から籠原は、気楽に来れる距離ではありません。とくに病人を抱えていらっしゃるとなれば、余計に遠くに出かける気分になど、なれるはずもありません。
残念がるそのお客様にも、Riyonでお出しするスタイルの珈琲を楽しんだり、素敵な手作りのうつわを気軽に見れるようにしてあげたい。
そんなナオミの想いもあって、実現したことでした。
でもこのお客さまは、うつわcafeの前に既にご主人を亡くされていました。そしてそれをナオミに黙っていたのです。何故なら、自分のためにこの日程で組んだとご存じだから。
でもね、普通ご不幸があったら、それどころじゃないのだから、いらっしゃらなくて当然じゃないですか。
にもかかわらず、それを微塵も出さず、素敵ねとお買い物を楽しんでいらっしゃるようでした。
美容師の仕事は髪を切ったりパーマをかけたりすること。
美容室に行くお客さんは、髪型を変えたいから行き、そのサービスの対価として、お金を払います。
でもこのお話に、それがそのまま当てはまるでしょうか?
そのお客さまのために、必死で自分にできることを考えた美容師と、その気持ちをうけて、大事なことをあえて伝えなかったお客様。
「美容師」「お洋服屋さん」「ラーメンやさん」「お菓子屋さん」「電気屋さん」「酒屋さん」
その職業についていれば、そう呼ばれることもあります。
でも、だからといって、お客様にとっていつまでも「お店の人」、お店側にとっていつまでも「お客様」だと思っている必要はないと思うのです
。いや、もちろんお客様はお客様なんだけれども、そう思っている限りは、その壁を越えられない気がします。
私は名札をつけていません。
でも、全員ではないですが、お客さまにはみわちゃんと呼ばれています。
私もお客様に何かあれば悲しみ、何かあればおめでとうと言い、ときには心配して無理しちゃダメだと怒ります。
本当はどこかで線を引くべきだという人もいるかもしれない。
でも、今の私には、それが大好きなお客さまとの自分に素直な付き合い方です。
だから、きっとナオミもそうなのだと思う。
うつわcafeを通し、ナオミを慕うお客様と、ナオミとの関係性を目の当たりにしました。
そのお客様が、はやく本当の笑顔を取り戻せるように。
ナオミはきっと願っているはずです。
私はそんなナオミも、はやく元気になってほしいと、願っています。
Riyon
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL : 048-533-9533
営業時間 :11時~18時
おやすみ:日/月曜/祝日

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