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記事一覧

あなたは勝つものと思ってゐましたかと

全国、280校にもわたる校歌を作詞した、土岐善麿(とき ぜんまろ)という方をご存知でしょうか。熊谷市内ですと、熊谷商業高校の校歌を作詞されています。他にも行田、本庄など、近いところだけでもいくつも作っているようです。また、読売新聞社の社会部長をしていた1917年(大正6年)、東京奠都50周年の事業として、東京~京都間のリレー競走「東海道駅伝徒歩競走」を企画、大成功を収めます。これが「駅伝」の礎となりまし...

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金継ぎ・紅葉した山の稜線

中秋の名月。美しい姿を見せ、やがて雲に隠れてしまいました。さて、お預かりしている金継のうつわの1つが、ようやく完成がみえてきました。お買い上げいただいた翌日に、戻ってきた輪花小皿。割れた部分すべてをやすりがけして、麦漆をぬります。マスキングテープを傷に沿って貼っているのは、うつわ自体になるべく漆がつかないようにするため。テープの貼り方が中途半端なのは、剥がしはじめてから、写真を撮ろうと思い立ったた...

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宮沢賢治「注文の多い料理店」序

昨年、岩手県盛岡市を訪れた目的は、『光原社』でした。盛岡は宮沢賢治が長く住んでいた場所です。民芸品店である光原社。もともとは、創業者である及川氏が、盛岡高等農林学校時代の友人、近森氏と協同で、農薬関連の書籍を出版していましたが、二人の学生時代の先輩が教師をしている、花巻農学校を訪れた際、先輩から童話の原稿を見せられ、熱く語られます。2人は、物語の内容もよく読まずに、童話集を出版しよう、と決めたそう...

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晩秋~冬物お洋服入荷しました。

晩秋~冬物のお洋服が入荷してきました!モチーフワンピース膨らみのある、柔らかなポンテ素材です。 軽くてシワになりにくく、扱いやすいのもうれしいですね。変形したフォルムもかわいいんですよ。モチーフワンピース¥28,600ポリエステル100%丈110㎝ 上のワンピースに重ねているパンツ、裾のデザインがかわいい。アート性が高いですが、柔らかいらくちん素材です。¥19,800ポリエステル100%丈85㎝ ウエスト総ゴム68㎝~ヒップ回...

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益子のパン屋さん

益子では、窯元が密集している地域もありますが、そうでない窯元もありますので、町内でも、中心地から、移動に少し時間がかかるところにお住まいの作家さんもいらっしゃいます。先日、益子に仕入れに行き、次の作家さんのもとへと向かっているとき、ある看板を見つけました。一度通り過ぎたけど、Uターンしました笑。ここ?という、急な坂道をのぼると、かわいいおうちがありました。かわいいパンがズラリ。パンは国産の小麦粉と...

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お客様の盛り付け

お客様の盛り付けのご紹介です。こうしてただアルバムのように写真をならべ、見るだけで楽しいです。田代先生のうつわをお買い上げいただき、早速つかってくださいました。パクチーとシャインマスカットのサラダなんて、斬新な組み合わせ!お客さまがオススメしてくれたけど、やっとパクチーが少し食べられるようになったひよっこの私にはまだ早い組み合わせです笑。しかも、私は苦手そうだとバレていました笑。なんかすみません!...

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迎賓館赤坂璃宮ライトアップ

迎賓館赤坂離宮。近くを通ることはあっても、入ったことはありませんでした。なぜなら。。。入れることを知らなかったから。今回一緒にお出かけしたお客さまが教えてくれて、初めて中へ入ることができました。和風別館は予約が必要ですが、本館、庭は予約なしで入ることができます。前庭から確認することのできる天球儀と霊鳥は、館内の窓より、横からの角度で見ることが出来ました。残念ながら、館内は撮影不可ですが、機会があれ...

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渋谷『いまここ』が秋に彩られていました。

以前お客様と2度、訪れたことのある、渋谷(神泉)にある『いまここ』さんに、行ってきました。神泉駅からでもいいですが、渋谷からも充分歩けるこちらのお店、様々なジャンルのお店がひしめく通りに、急にあらわれる和の佇まいが素敵です。どれも美味しいけど、うつわも素敵なので、目でも満足します。この大きな板の盛り付けに、いつも楽しませていただきます。この苔玉が乗った状態で運ばれてくるので、毎回ドキドキです(落とし...

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簡易金継ぎワークショップ参加者募集

次回、簡易金継ぎワークショップのお知らせです。10月7日(土)15:00〜17:00残席2夏休みのワークショップの様子。金継ぎとは、欠けたり割れたりしたうつわを、漆で埋めたり接着したりして、最後に金属粉で装飾して仕上げる、室町時代からの伝統的な修復技法です。私自身、金継ぎをするときには、そのものによって、本漆の金継ぎも、簡易金継ぎも、どちらも使うのですが、漆を使うと、かぶれが怖い方もいらっしゃると...

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中之条おまけ

中之条を後にして、お隣、吾妻町にある、西島雄志氏のカフェ&ギャラリーにも伺いました。gallery.studio.cafe newrollこちらで見られる作品も素晴らしいです。カフェも併設されています。〒377-0303 群馬県吾妻郡東吾妻町新巻689-1OPEN:金土日祝日 13:00〜18:00詳しくはインスタグラムから、営業日が調べられますが、現時点での残りの9月の営業日は9/22・23・24・28・29・30だそうです。変更になる可能性もあるの...

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四万温泉・積善館

続いて向かうのは四万(しま)温泉エリア。伊参(いさま)エリアから、四万温泉へと向かう途中、国道に入るとメロディーラインになっていることに気付きました(メロディラインの途中から国道に入ったので、中途半端にしか聴けず、何の曲かはわからなかったのですが)。メロディーライン終わりという看板と共に「いつも何度でも」と記されていました。『千と千尋の神隠し』の主題歌です。ちなみにメロディーラインとは、車で(安定し...

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中之条ビエンナーレ。その3

続いて向かったのは「やませ(旧神保家住宅)」ここでも多くのアーティストの作品を見ることができます。「異形の食卓」浅野 暢晴 部屋のあちこちから気配がします。「よわいわたしをまもる棘」早崎 真奈美 部屋に入ったとき、たしかにそれは平面でした。しかし紙のオブジェは、近づき、あらゆる角度から見ると、立体であるかのように見えました。そう思わせたのは、影です。影の存在です。「Cleaners」五十川 祐掃除しても尚、残...

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中之条ビエンナーレ。その2

イサマムラを出て、すぐ近くの伊参スタジオへ。ご無沙汰しております。2年ぶりにお会いできたジェット二宮金次郎。文字通りぶっ飛んでます。こういうの、好きです。廃校となっていた旧町立第四中学校。映画の撮影拠点となり、古びた木造校舎は「伊参スタジオ」と名付けられました。屋内の窓から覗く景色は、間違いなく現代のものであるのに、なぜか何十年も前の映画の世界に見えるから不思議です。天井からぶら下げられた無数の升...

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中之条ビエンナーレ。その1

世間様は3連休。本日の水香苑さんへの納品は、混雑を見越してうどんを我慢しました。というわけで、水沢を後にして、向かった先は中之条。途中、黄金の野をいくつも見ました。この姿を見るといつも「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出します。意味は「知識や徳が深まった、立派な人ほど謙虚な姿勢である」という諺。そんな人物でありたいものです。さて、雄大な山々に包まれた中之条では、2年に1度の、国際現代芸術...

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かわいいうつわが入荷しました

見た目もお値段もかわいいうつわが、沢山入荷しました。豆皿 ¥275 直径:約10cm 高さ:約2.3cm小皿 ¥352 直径:約14.5cm 高さ:約2.7cmカップ ¥798 直径約9.5cm(手含11.5cm) 高さ:約9cmパスタ深皿 ¥825 直径:約22cm 高さ:約4.2cmスープカップ ¥858 10,7×14.5cm 高さ:約7cmパスタ皿 ¥1,100 直径:約23.5cm 高さ:約2.3cm小皿 ¥506 直径:約16.8cm 高さ:約1.7cmマグカップ ¥924 直径:約8.2cm 高さ...

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美しいもの

美しいものというのは、なにも特別なことばかりではありません。小さな窓から部屋に入り込んでくる光だったり、その光によってできた何かの影だったり、そよそよと通り過ぎる風だったり、その風に揺れる小さな花だったり、水たまりに出来た波だったり、そこに映る緑の樹々だったり、雨上がりの葉に残る水滴だったり、枝から出てきたばかりの小さな芽だったり、うつわに入る貫入だったり、結露したカップを伝う水滴だったり、漆器の...

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文章とは

夕方、空を見上げると、西に向かって、数え切れないほど多くの鳥が、飛んでゆくのが見えました。中学生の頃、よく読んでいた山田詠美さんの本に目玉焼き丼が登場して、そうか目玉焼きとごはんは丼にしてもいいんだと気付かされてから、私は今でもよく食べます。本というのは面白いもので、ストーリーだけでなく、そこに登場するあらゆるもの、音や匂い、風景、誰かの癖など、もちろんそんなものはリアルでも映像でもないのだから、...

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新入荷のうつわ。その2

今日も、新入荷のうつわのご紹介です。まずはラーメンやうどんを盛り付けたとき、フレームのようになってかわいい鉢から。ラーメン鉢 ¥4,840高台付カップ ¥4,180小皿 ¥1,100箸置き(豆鉢)¥484雑炊もいいですね。ラーメン鉢 ¥4,840長楕円鉢 ¥2,420フリーカップ ¥1,650徳利型小鉢(青い方) ¥770片口小鉢 (赤い方) ¥1,210スプーン ¥660角皿とスープカップは、窯元は違いますが、同じ色なので、馴染みます。瑠璃釉角皿(...

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新入荷のうつわ

はじめにお知らせです。久々に、超久々に、田代先生のうつわが入荷しました。といっても、今回は、黒のプレートのみとなります。田代先生に関しては、注文が出来ないため、お客様から「確実なご予約」を承ることができません。「いつになってもいい」「もしかしたらずっと手に入らないかもしれない」それでも構わない、、、という方のみ、一応のご予約(仮)を承っておりました。今回、かなり久々の入荷で、まずは黒のプレートをご予...

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樋口早苗先生のうつわ

その1本いっぽんに、繊細な筆の運びが見える、樋口先生の作品。こちらも昨日仕入れてきた、コンポート皿です。特別感のあるうつわ。マカロン型の蓋物。ユリとリンゴ小鉢先生が、『黄金の林檎』や『ユリ』を描くことには、意味があるそうです。黄金の林檎は、世界中のあらゆる民族に伝承され、歴史上の逸話にも度々登場します。ユリもまた、神話に登場する花です。定番のカップとソーサーのセットも、また入荷。豆鉢とにかく直接ご...

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プロフィール

Riyon

Author:Riyon
埼玉県熊谷市。籠原駅から徒歩15分ほど、公園のめぐりにある、珈琲豆と器とお洋服の、小さな小さなセレクトショップ、Riyonです。
Open 11:00~18:00 日/月曜/祝日はおやすみです。  

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